shin-1さんの日記

○広報配り

 合併するまでは町の広報もそれぞれの組長さん宅へ直接送られていましたが、合併してその広報が一括して自治会長の所へ届き、その広報を自治会長が配らなければならなくなりました。市役所のおっしゃるのには、「旧伊予市でもやっていることですから」とあなたの義務と言わんばかりです。「私は広報を配るために地元から選ばれたのではない」と言ってやりましたが、最後には「あなたには何がしかのお金を払うのですから」と開き直られました。「じゃあ、お金は要りませんから」と突っぱねましたが、担当者も困った様子なのでおめおめ引き下がりました。しかし仮に自治会長が車の運転の出来ない人だととこれはもう悲惨です。灘町という300戸弱の自治会の組長さんの数は27人もいます。端から端まで広報を配ると単車で走っても有に2時間もかかるのですから、1ヶ月に1度といいながらこれは大変な仕事なのです。

 今日は月末なので昼過ぎ宅配業者が広報をどっさり玄関に届け受領サインをして帰って行きました。「ああうんざりだ」と思いつつ紐を解いて順番に並べ替え、単車に積み込んでまるで宅配業者のように配って回ったのです。組長宅は過去3回回っているので、少し慣れたのでしょうか今日は約1時間で済みました。昼下がりの一番暑い時間だったものですから、暑くて厚くて汗だくの配布となりました。単車を止め荷台に積んだキャリーの中から順番に取り出し、組長さんの家の郵便受けの上に置いて行くのですが、中には大きな番犬がいる家もあって恐る恐るの配達です。今日配った広報が組長さんから各家々へ配られるのは2日後くらいになるのでしょうが、私が子受けなら組長さんの仕事はさしずめ孫受けくらいに相当します。

 広報を配布しながら自分の自治区内を走ってみると今まで気づかなかった色々なことが目に付きます。潮水が流れ込む上灘川には草ふぐが遡上して涼しげに泳いでいましたし、少し上流には鮎が沢山見えました。しかし残念な事にゴミを捨てる心ない人もいて川の汚れが気になりました。

 天一稲荷神社には茅と竹で作った夏越しの丸い輪が取り付けられ、お参りの人を待つ準備が整っていましたし、私を介して市にお願いしていた5丁目の側溝工事も殆ど終わって綺麗に整備されていました。自治会長の仕事は地域の皆さんの幸せ実現にあります。こうして地域内をくまなく歩くことも必要なことで、広報を配りながら様々な問題点を見つけて少しでも解決したいと思っています。

 そんな矢先、「区長さん」と呼び止められて「国道の橋のたもとに亀裂がある」と土木事務所に取り次ぐように頼まれました。市役所の職員を介して早速問い合わせをしたところ、土木事務所はその件について知っているとのことでしたが、その人への報告もあるので再度の確認をする約束をしました。

 市役所への苦情も多く自治会長の仕事もやってみると中々大変なようです。

  「広報を 単車に積んで 配りつつ 苦情要望 聞いて取り次ぐ」

  「草ふぐが 気持ちよさそに 泳ぐ川 潮満ち来たり 夏昼下がり」

  「番犬に 吠えられ俺は 見方だと 言っても通じず 更に吠えられ」

  「ご苦労さん ねぎらい言葉 返り来る 嬉しさ余り 少し胸張り」 

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shin-1さんの日記

○暑中お見舞い申し上げます

 「毎日暑いねえ」で始まる朝のあいさつ。梅雨明け間もないうっぷんを晴らすように連日30度を越す猛暑が続いています。全国の親しい友人からは沢山の暑中見舞いが舞い込んで、暑中見舞いをまとまって出さない私としてはちょっとしたパニック状態になっています。というのも暑中見舞いをより分けながら返事を出さなければならないからです。連日10枚以上のハガキを書くのですが間に合わなくて、失礼する人がいるかも知れませんが、このメールでご勘弁願います。

 さて、私の元に届いた一昨日だけの暑中見舞いを見てみると、人それぞれに工夫を凝らしていて私にとっては大切にしまって置きたいようなものばかりなのです。

 先日女性3人だけで人間牧場にやって来た宇和島の川口律子さんは、何とNO1、NO2と2枚シリーズでのハガキです。「一枚ではとても書き足らなかった」と言わんばかりのアピールが存分に伝わってくる内容です。私も時々このように2枚に書くことがあります。「それ程書くことがあるのなら手紙の方がいいのに」と思うのですが、受け取った方はとても嬉しいのです。

 広島総領の和田芳治さんからは自慢の絵に添えて言葉ハガキが送られてきました。人間牧場で開いた逆手塾の心境を「歩みつづけていればいい人、いい営みと出会える。またまた確信しました。芽吹いたものに『水やり』を、是非私のふる里へも。六」と味わい深い言葉が添えられていました。

 島根県益田市の大畑伸幸さんからは複写ハガキです。ハガキに凝っている人がよく使うのですが、私はまだやったことがありません。複写ハガキは書いた内容が手元に残るのですが、ただでさえ家中がハガキだらけなので大畑さんの真似は出来そうもありません。大畑さんは先日人間牧場へ来られましたし、私が先日講演に行った折、激しいどしゃ降りの中を田吾作という飲み屋で歓待をしてもらった感想を書かれていました。

 広島県福山市の平井悦夫さんは「ときめ木堂の悦びタイムス」というハガキ通信を送ってくれました。もう148号にもなるようで凄いの一言に尽きます。彼もハガキの達人で、私は彼からハガキの極意を教えてもらったのです。彼のハガキの特徴は空白がないほどはがきを存分に利用することです。表も裏も文字でびっしりです。今月号には韓国旅行のことが書かれていました。

 夕日に詳しい上村修三さんからは東京転勤の知らせと、東京駅で立ち寄った新潟夕日写真展の模様が、その展示会で手に入れた美しい夕日の絵葉書にしたためられて送られてきました。上村さんは折に触れ夕日の情報を私に流し続けてくれる人で随分博学な人です。一度会いたいと思いつつその夢は未だに実現していないのです。

 島根県益田市の広畑信恵さんからは、先日種公民館で開かれた時、控え室でツーショットで撮った写真をプリントして送ってくれました。「女房妬くほど亭主持てもせず」ですから、わが奥さんも「可愛い人じゃねえ」で軽く流されました。彼女とは島根県六日市町で知り合い、長年の念願が叶って種公民館に呼ばれたのです。秋には人間牧場へ来るそうです。

 喜多郡内子町大瀬の明応寺の仙井和子さんは私の話を最近2度も聞かれたお寺の奥さんです。9月12日に人間牧場へ来られる約束ですが、合掌と結んだハガキは何となく気品が漂っています。明応寺も一度は訪ねたいお寺です。来月はお盆月で何かと仏事も多く大変でしょうが頑張って夏を乗り切ってください。

 広島県海田町の杉本幸穂さんからは先日行った広島自治研修センターでの講義への感想がしたためられていました。「心の底から自分のまちを愛して。心の底からまちづくりを楽しんで。心の奥底にはひたむきで真剣な思いを秘めて。ハーモニカの音がやたらとあったかくて優しくて。」と結んでおりました。9月30日には再会予定です。

 人にめぐり会って人を気遣うハガキを書く、暑中見舞いのハガキ一枚一枚の向こうに人との出会いのドラマがあるのです。今日はどんな出会いのドラマが生まれるのでしょうか。楽しみです。

 (昨日の夜、このブログを書いて登録配信したつもりが、「自分のブログを見る」をクリックすると何にも出てきませんでした。眠気眼の仕事は得てしてこういうものです。同じ文章は書けませんでしたが、同じ文章を2度打つと随分早く仕上がりました。)

  「この文章 書いたつもりが ミスをして 全て消されて また書き直し」

  「机上 暑中見舞いの ハガキ積み 汗だく書いた またもや届く」

  「うふふふふ 俺と彼女の 写真見て 思わずにやり 何笑ってるの」

  「メールが主 次第におっくう ハガキ書く 顔を浮かべて お元気ですか」  


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