shin-1さんの日記

○騒動「狸かハクビシンか」

 昨夜夫婦で里帰りしていた息子が私のブログの写真を見て「お父さんこの動物はハクビシンではなくて狸じゃないの」と、狐ならぬ狸につままれたような話をするのです。「おじいちゃんも話しよったがあれは狸よ」と言い張り、自分の部屋から狸の置物を持ってきたのです。その置物をよく見ると確かにハクビシンより顔がふくよかで狸のようにも見えました。私が今まで見たことのあるハクビシンは顔が細くて長く鼻に白い毛が生えていました。息子は早速私の撮影したデジカメ写真をダウンロードして置物と比較しながら「やっぱり狸だ」確証を得たようでした。

 これまでハクビシンとばかり思っていた私はショックでした。だって朝な夕なわが書斎の前をわが物顔で歩くのですから、何の疑いもなくハクビシンだと思っていた私は狸に化かされた事になるのです。

 私は残念ながら今まで狸という動物を見たことがありません。見たのは信楽焼の狸の置物か狸饅頭、狸最中、食べたのは狸うどんくらいなもので狸汁は残念ながら食べたことがないのです。

 子どもの頃「狸囃子」という歌を歌ったことがあります。

 ♪しょしょしょじょじ しょじょじの庭は つんつん月夜だみな出てこいこいこい 

 おいらの友だちゃぽんぽこぽんのぽん♪

という歌で、今でも節をつけて歌えますし、ハーモニカでも吹けるのです。

八百八狸などの民話は昔から多く聞きましたが、狐と狸は化かすという言い伝えばかりが先にたって、いいイメージが浮かびません。まあユーモラスと言えば腹を突き出し帳面を腰にぶら下げた狸の置物はあちこちでよく見かけるのです。下の写真は書斎の掃き出し窓を開けて撮った写真です。

 そういえば上の写真と置物の写真本当によく似ていると思いませんか。はいこの軍配は息子の方に上げて狸とする事に決定しました。しかしわが家には狸が住み着くことになっていよいよ賑やかになってきました。皆さん一度狸見物は如何でしょうか。

  「ハクビシン よく見りゃこれは 狸です 化かされついでに 俺もだまされ」

  「わが家にも 自然回復 子狸が ちょっとホットな 話題提供」

  「狸汁 する気はないよ 安心し 傍においでよ 一緒に住もう」

  「やっとこさ ハクビシンだと 覚えさせ 孫に再び 狸と教える」 


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shin-1さんの日記

○爆睡の夜

 私は毎日夜12時頃に寝て朝は4時に起床します。毎日の睡眠は4時間程度なのですが、この暮らし方はもう30年以上も続けている私のバイオリズムなのです。ある人は私の暮らし方を見て睡眠が少な過ぎると警告しますが別に気にもせず暮らしてきました。妻は胆嚢手術をしたときから現在まで、盛んに睡眠をたっぷり取るよう勧めますが、そういう妻は今朝もまだ布団の中にいるようです。でもこのような暮し方は体を使う仕事をした昨日のような場合は別なのです。

 昨日私は大洲市田処の来客が帰ってから久々の晴れ間なので草刈作業をしました。先日刈り残した梅畑周辺の草は梅雨の雨をたっぷり吸って勢いよく伸びていて、日当たりの良いところは草丈が胸程までありました。チップソーの刃に変えてからは跳ね石も比較的少なくなりましたが、さすがに長年使っている刃なので切れが悪く、もうそろそろ新しい刃に変えねばと思っています。

 夏の草刈は温度が高く麦藁帽子と長袖シャツ、足元は地下足袋といういでたちですが、あっという間にシャツは汗でビショビショに濡れてしまいました。息子が電話予約をして建築現場から貰った端材を車に積んで上がってきました。私の汚れ具合を見て五右衛門風呂を沸かす算段をしていましたが、山の上の水タンクの水替えのため水事情が悪く結局は風呂に入ることが出来ず諦め下山しました。

 夕方5時頃の帰宅となりました。シャワーでもと思ったのですが風呂をため風呂に入って早い夕食を食べました。そういえば今日は昼飯を食べるのを忘れていたなあと夕飯時に思い出すのですからボケたものです。食事後書斎でブログを買い始めると急に眠気をもよおし、ブログの文章には何とXXXXXXXXが画面いっぱいになっているではありませんか。こりゃあいかんと思い居間のテレビの前で横になっていると長男夫婦、次男が次々帰って話をするのですが、次男がマッサージをしてくれたことすらもう夢の世界でした。三男が12時頃就職して始めての帰省で帰ったのも全然覚えていないのです。気がつくと今日の朝4時でした。昨日の作業の疲れとよく寝た気だるさで少し寝ぼけって感じですが、外の激しい雨音を聞きながら再びブログを書き始めやっと普通の暮しに戻りました。

 このところの忙しさで疲れがピークに達していたのでしょう、昨晩の眠りは爆睡でした。約9時間の眠りは私にとって2日間の眠りに匹敵します。「俺も歳だな」と妻に言うと「それが普通」と返されました。朝4時、そっと寝床を起きようとすると妻が「何処へ行くの。疲れてるんだからもっと寝なさい」とまるで子どもにでも諭すような言い方です。でもぐっすり寝込んだので元気回復です。「お父さん、昨夜は疲れていたのかいびきをかいてた」と言われました。30数年間も同じ布団に寝てる妻の観察は凄いものです。

  「寝溜めして 元気回復 梅雨の朝 今日も遠来 人を迎える」

  「教育長 昔の呼び名で 昔部下 電話してくる 嬉しい通話」

  「生活は リズムが肝心 無理をせず 快食快便 それに快眠」

  「広辞苑 ありのような字 まだ読める 顔は悪いが 目だけ抜群」

 

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shin-1さんの日記

○不自然な自然と野生化する自然

 自然の反対語に不自然があります。広辞苑によると自然とは「おのずからそうなっているさま」「天然のままで人為の加わらないさま」「あるがままのさま」とあります。家の表に立って辺りを見渡すと少ない自然に比べ人間が便利や安全という名の下に壊した不自然がやたらと目に付きます。私たちが青い海や緑の山を見て何か癒される気持ちになれるのは人間も本来動物の一種で自然の中で暮らしてきた本能が甦ってくるからだと思えば納得するのです。

 この数年、私たちの身の回りでは自然が危ないという自然界からのシグナルが届き始めました。海では養殖ハマチの大量死、赤潮の発生、真珠の斃死、鯨の迷い込み、奇形魚の水揚げなどが毎日のように新聞に取り上げられています。ハマチを飼うのにホルマリンを使っていたとかいないとか、海を生業として海からの恵みで暮らしている漁民さえもが「使った。使わない」で言い争い、泥沼化しています。本来海を守るべき漁民がこんな醜態ですから言って行くところはありません。餌をやらないで海を汚すはずのない真珠母貝だって斃死原因を徹底究明もしないまま、斃死に強いというだけで、生態系を壊すかも知れない中国産母貝を海に離しその場をしのごうとしているのです。海水温度が1~2度上昇していると聞きます。1~2度の上昇は100キロ南の海水温度に匹敵するというショッキングな話を聞いたことがありますが、自然であるはずの海が不自然になりつつあることへの警鐘と考えねば大変なことになると、私のような凡人でも考えるのです。

 山はどうでしょうか。耕作していた畑や田んぼが、作り手農民の高齢化と過疎化によってどんどん放置・放棄され自然に帰ろうとしています。日本の高温多湿な気候では、放置・放棄されても山は砂漠化しませんが、カズラの勢いが強くて、また竹林の勢力が強くて日本の田舎はカズラと竹での占める面積が里山を中心にどんどん広がっているのです。イノシシは相変わらず増え続け、先日伺った高知県の山間のまちではイノシシとシカとサルが増え続け、まるで賭博に使う花札のようだとお百姓さんは笑って首をすくめました。一昨日訪ねた岡山の市外の街路樹でも異様な音を耳にしました。最近田舎ではコンバインの普及でスズメがいなくなったという話を聞きました。スズメの世界でも田舎は過疎化が進んでいるそうです。ところが街路樹からスズメの大群の鳴き声が異様な音を立てて群がっているのです。田舎のスズメもやはり都会に憧れて・・・・・なんて思わず苦笑ました。カラスが増え、ゴミ置き場はカラス様の食べ残した食事の後片付けを人間という下部がせっせとやっているのです。

 昨日人減牧場へ行くため海岸国道を約8キロ走りました。たった8キロ走っただけなのに、ハクビシン一匹、イタチ1匹、猫一匹の交通事故に遭遇しました。弱肉強食の世界でしょうか、その死骸にはカラスが車の危険も顧みず群がりそのカラスを避けるように人間様の車が走っていました。

 昨日の朝わが家の庭に再びハクビシンが登場しました。私たち人間を意識することなく悠然と歩く姿をカメラで写したのですが、ハクビシンは振りかえってポーズまでしてくれるサービスぶりでした。

 さすがにカメラのフラッシュに驚いたのかその後ハクビシンは自然の中に消えて行きましたが、今晩も私の書斎の前に現れ、私が元気であるかどうか中を覗くことでしょう。不自然な自然と野生化する自然が妙に気になる朝でした。

  「ハクビシン キジやイノシシ 出る話 田舎だからと 思う間違い」

  「ハクビシン 人里われに 何を告げ 来るのか分らず 戸惑うばかり」

  「夜来雨 傘もささずに ハクビシン 何処でどうして 暮らしているやら」

  「花札の 絵柄気になる 自然界 一度ゆっくり 調べてみたい」

 この記事を書き終わった瞬間、書斎のガラス戸向こうに何とハクビシンが座っているではありませんか。「おい進ちゃん、今日は私を主人公にして記事を書いてくれてありがとう」と言わんばかりのごあいさつでした。早速ガラス戸を開けて「お早う」と声を掛け写真を一枚、逃げることもなく写真撮影に応じてくれました。

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