人間牧場

〇民俗資料の中で見つけた珍しい旗
 先日私が代表を務めている双海史談会の一行が、旧双海町時代に収集したものの、置き場を失って仮置きさせてもらっている旧中山町立永木小学校へ、研修に出かけました。

 2階の教室4つに沢山の民俗資料が置かれていて、公民館主事をしていた若い時代に収集をした経験もあって、見覚えのある品々も沢山あって感慨一入でした。その中に珍しい小旗を見つけました。

 朝日新聞社から送られたと思えるこの旗には「農繁期託兒所」と染め抜かれていました。どうやらこれはかんきつ農業が盛んだったころ、みかんの取入れで忙しい時期、子どもの世話ができないので、農繁期に子どもを預かって臨時の託児所を開いた時のもののようでした。

 当時保育専門学校の保母を目指す学生が何人かやって来て、集落の公民館に寝泊まりして現地実習を兼ねて子どもの面倒を見ていた記憶があるのです。子どもの数が多く、みかんの取入れに猫の手も借りたくて、忙しかった農村の風景を垣間見る思いがして懐かしくなりました。

「史談会 かつて集めた 資料類 行き場失い 隣の町へ」
「あれこれと 民俗資料 ある中で 見つけた小旗 懐かしさ一入」
「農繁期 保母の卵が やって来て 集落寝泊まり 子どもの世話を」
「懐かしい 当時を語る 旗ひと竿 これぞ民族 資料醍醐味」

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人間牧場

〇冬の朝焼けは雨になる
 「秋の夕焼け鎌を研げ」と聞いて育ちましたが、「冬の朝焼け雨になる」も同じように聞いていました。この4~5日は寒~い日が続き、北陸辺りでは700台以上の車が積雪の影響で立ち往生したり停電が発生し、陸上自衛隊に派遣要請があるなどかなりの混乱が今も続いているようです。

今朝の朝焼け

 今朝5時50分に愛用のLED懐中電灯を点けて暗闇のの中をウォーキングに出発しました。50分くらい歩いて自宅に帰ると、周りが少~し明るくなり始め、東の空が赤く焼けてきたのが見えました。朝焼けです。素人が考えると天気が良くなるはずなのに、天気予報によると昼頃からどうやら雨になるようです。

 親父から教わった「冬の朝や明け=後に雨」はどうやら当たっているようだと納得してウォーキングを終えました。このところ晩夏から晩秋、初冬に至るまでお天気が良く少雨状態が続いて、松山市の水源である石手川ダムの貯水率も低くなり、真冬だというのに渇水対策が必要だと報じています。降り過ぎるのも困るけど降らなさ過ぎも困ります。朝焼けに期待しましょう。

「秋夕日 鎌研げ言うが 朝焼けは 雨の前触れ 冬のこの時期」
「ウォーキング 終えて帰ると 東空 朝焼け綺麗 男時の予感」
「昔人の 言うこといちいち 大当たり 長年経験 まるでひまわり」
「このところ 少雨状態 貯水率 下がり気を揉む ダムの管理者」

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人間牧場

〇いきなりハグされて舞い上がってしまいました
 私は古いタイプの人間なので、外国人のように人様の前であいさつ代わりにハグをするような、私からすると大胆と思える行動はこちらから進んですることはなく、これまでもしませんでした。

会場は和やかでいい雰囲気でした

 ところがどうでしょう。昨日「もにこど2」というカフェで行われた私の講演会が終わって別れる時、店主の草間道子さんから、ご主人のいる前でいきなりハグをされてしまいました。嬉しい反面恥ずかしい気持ちが先に立って、心臓がパクパクして止まりませんでした。

 さらに驚いたことは一番前の席で、まるでかぶりつきのような場所に座っていた、西原さんという女性が、私の講演する姿を一部始終スマホカメラで動画にして撮影し、こともあろうかFacebookで配信しているのです。幸い砕けたカジュアル洋服でもなく、スーツにネクタイ姿に身だしなみを整えていたので、幾分救われました。

 演題のない講演は参加料ワンコインだったので、参加した30人余りの方に私の自著本「夕日徒然草」という落伍ネタ本(定価500円)を人数分持参して持ち込み、全員に配りました。楽しいそれでいて反応の良い講演会でした。

「日本人 ゆえにハグなど しないため いきなりされて 心臓パクパク」
「ご主人の 前で平気にで ハグされる これでいいのか これでいいのだ」
「演題の ない講演会 難しい 慣れているとは 言いつつしづらい」
「ワンコイン 夕日つれづれ 自著本を プレゼントして お返しをする」

 

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人間牧場

〇 とにかく寒い
この2~3日、西高東低の気圧配置が続き、まるで日本列島がスッポリ冷蔵庫の中に入っているようで、日中の温度も6~7度を下回って、南予では雪が積もって高速道路が一時通行止めになったようです。

冬を迎えた人間牧場も寒々です

人間牧場もいよいよ冬ごもりの季節となりましたが、冬には冬の仕事があるので、暇を見つけて足繁く通い、あれこれやりたいと思っています。

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人間牧場

〇旧永木小学校を訪ねる(その2)
 私が双海町教育委員会に勤務していた若い頃、双海町内にある民俗資料の収集を始めました。当時課長は武智さん、文化財担当は戸田さん、公民館主事は若い私でした。3人は各集落の自治公民館長を仲立ちにして、調査をしながら寄付をしてもらった民俗資料を軽四トラックで現地へ貰い受けに行きました。

 その数は数千点にものぼり、とりあえず移転して空き家になっていた急双海郵便局へ仮置きしました。ところがその場所へ消防分署が移転したため、今度は上灘農協の倉庫へ移動させましたが、そこも取り壊して駐車場にしたため、二転三転して、平成の大合併で伊予市・中山町と合併したため、海の町の民俗資料なのに何故か山の中の廃校となった野中小学校と永木小学校へ移動させてしまったのです。

 双海町の最後の教育長だった私も、知らない間の珍移動劇の主人公となった民俗資料の数々が今どんなになっているのかは、当時ご好意で寄付をしてくれた人の善意を思うと、気にはなっていましたが、漏れ聞く話だと、雑然としているようだと聞いていました。4つの教室の所狭しと並べられている民俗資料は思ったよりきちんと整理がされて少し安心しました。さてどうするこれらの民俗資料です。せめて今度は安住の地へ移転させたいものです。

「小学校 2階の教室 それぞれに 民俗資料 再会嬉しい」
「ふと思う 寄付してくれた 人の顔 既にあの世へ 逝った人もあり」
「雑然と 置かれているが とりあえず ホッと一息 次の一手は」
「行政の 都合に翻弄 され続け 海の資料が 舟山登る」

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人間牧場

〇いただいた法隆寺の柿
  凡人の私ですが、子どものころ国語の授業で習った「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」という名句はよく覚えていて、柿の美味しいこのころになると柿を食べる度に思い出しています。

 この句はご存じ松山出身の俳人正岡子規の句です。正岡子規や高浜虚子の影響もあって愛媛では、俳句や川柳、短歌などが盛んで、私たちは当たり前と思っていますが、他県他市町村の人が驚くほど、地元新聞には毎日のように野球王国ゆえ、高校野球や俳句や川柳、短歌が紙面を埋め尽くしています。

 故なるか私も毎日2本書いているブログ記事の終わりに、ふざけた川柳調の4首もの笑売啖呵(短歌)を思いつくまま書いています。先日知人の岸本さんが気仙沼の牡蠣漁師畠山さんとともに松山へ来られた折、「法隆寺の柿」を一個いただきました。

 凡人ゆえ正岡子規のようには行きませんが、私流の笑売啖呵を添えてみました。
「牡蠣漁師 『かき』は『かき』でも 大違い 私の『かき』は 熟れた山柿」
「柿の実と 名刹寺を 組み合わせ 名句をつくる さすが名人」
「いただいた 法隆寺柿 赤く熟れ そろそろ食べごろ どんな味かな?」
「食卓に 皮を剝きたる 柿一個 白い小皿に 今日は冬晴れ」  

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人間牧場

〇わが家界隈
最近は北西の強い風が吹き、この冬一番の寒波がやってきたので、用事がないと外へ出るのも億劫になりがちです。加えてこのところ忙しかったのでのんびり散歩する余裕などありませんでした。

夕やけに染まった本尊山

 少し散歩をしようと家下の道を歩きました。最近は車に乗ることが多いので、わが家をマジマジトと見る機会がありませんでしたが、久しぶりの姿でした。

長い塀越に見えるわが家の全景

 少し歩くと今年の春に上灘保育所から譲り受け移築した石垣の上の鳥小屋や、黄色く色づいたイチョウの木が見えました。昨日までの北西の季節風で葉っぱをかなり減らし、間もなく冬枯れの姿になることでしょう。足元には吹き飛んだイチョウの葉っぱが無数に落ちていました。

鳥小屋も自然に溶け込んだ石垣の上の景色

「そういえば 私この家 住んでいる いつもはマジマジ 見ることもなく」
「借景も 緑と黄色 入り混じり 初冬の風情 絵になる光景」
「石垣の 上に移築の 鳥小屋も いつの間にやら 自然溶け込む」
「2~3日 すれば周りは 葉が落ちて 冬の景色に なって寒々」

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人間牧場

〇ワーケーションプログラム(その2)
 先日伊予市役所の松本課長さんから、「ワーケーションプログラム」の一行が人間牧場を訪問したいので、受け入れて欲しい」旨の電話が入りました。かつての相棒ゆえ何はさておき、「10人ほど」程度で、中身を詳しく聞くこともなく「12月14日午前中」で予約をしました。前日「明日はよろしく」と確認の電話が入りました。

 昨日の日本列島は西高東低の気圧配置となり、この冬一番の北西の季節風が吹き荒れるあいにく寒い一日となったため、会場となる水平線の家を温めるべく午前7時過ぎ家を出て、人間牧場到着後すぐに周辺に大風で落ちた枯れ杉葉を拾い集め、マッチ一本で薪ストーブに火を入れました。今年最初の火入れでしたが、ストーブは勢いよく燃え始め、薪を沢山入れ次第に暖かくなりました。

 大風でウッドデッキにには沢山の落ち葉が落ちていたので、箒で丁寧に掃き掃除をしました。餅つきをした4日前とは思えぬ季節の変化で、見える景色も随分様変わりしてすっかり冬の装いになりました。西国ゆえ雪の積もることは殆どありません。これから3月初めころまではこうした季節が続きますが、冬にしかできない山仕事もあるので、しっかり春の準備をしたいと思っています。

 そのうち、松本課長さんがやって来たり、一行が歩いて到着し、早速温かい部屋でワーケーションプログラムが始まり、私も1時間ほど思いつくままお話をさせてもらいました。

「ワーケーション プログラムとか 言う一行 北西の風 連れて来客」
「寒いから 薪ストーブに 火を入れて 外は寒々 部屋はぬくぬく」
「座布団を 敷いて板間に 皆座る 私工高座に 腰掛話す」
「思いつく ままに論理を 1時間 あっという間に 終わってしもた」 

 

 

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人間牧場

〇丸餅と切り餅
私たちの地方では、餅は丸いものと決められてるようで、切り餅の風習はありません。餅つきをするようになって、切り餅に挑戦しています。3日間寝かせた後硬くなった餅を小切りし、餅切り機で切ると意外と簡単に切り餅ができました。

切り餅用の餠きり器
切った切り餅
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人間牧場

〇新型コロナワクチン5回目の投与

  新型コロナというウイルスは目に見えず、まだ分からない部分が多いと聞いていますが、私たちは政府の言うことを信じて、手指消毒をしたり、マスクをつけて移らないよう移さないよう注意をしながら、ワクチンを打つしか今のところ良い方法はないようです。

 最近は愛媛県内も一日の感染者数が千人を超えるのも珍しくなくなり、多い日には2千人を超えているようで、高止まりした感染者数の下がるのを待ち続けています。そんな中市役所から第5回目のワクチン接種の案内が届き、早速近所の診療所で予約を取りました。

 聞けば予約が多く既に満席状態で、10日後の12月12日11時05分で予約を取り、10時55分に診療所へ到着するように歩いて出かけました。昨日は体調も良く体温は36度に届きませんでしたが、問診票も問題なく早速処置室へ入り、院長先生に打ってもらいまし。

 注射の嫌いな私ですが、ワクチン注射は身構えたものの殆ど痛くもなく、10分ほど待合室で経過観察をして終了でした。夕方から打った左腕に痛みを覚え始めましたが、一晩ゆゅっくり休んだ今朝も腕の痛みはあるものの、痛み止めを飲むほどでもないので、そのうち治るものと思われます。重症化しないためにも私はワクチンを進んで打ちました。

「役所から 第5回目の 案内が 届き早速 予約を入れる」
「混み合って いたので予約 10日後に 12・12で 覚えやすい日」
「昔から 注射嫌いな 私にて 少し身構え 痛くなかった」
「5回目の ワクチン接種 重症化 しないためだと 息子勧める」

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