人間牧場

〇ネズミと弁慶ガニ
1日1万歩を目指して毎日歩いていると、毎日同じような道でも足元に目をやれば色々な発見があって何となく楽しいものですが、動物の世界の喜怒哀楽にもよく出会います。今朝は珍し色のネズミと思われる動物の死骸に出会いました。既にアリが群がり始め有機質から無機質に変わり始めようとしていました。動物学者でもないので詳しいことはよく分かりませんが、これが動物の世界の輪廻なのかも知れず、人間の世界に悪さをする嫌われ者のネズミでも少し可哀想になりました。

 少し歩くと今度は親指が真っ赤な弁慶ガニに出会いました。カニには水の中に生息するカニと陸で生活するカニがいますが、弁慶ガニは陸に住むカニで、普通人間様は見つけても食べないので、わがもの顔に親指を立てて道を元気よく横切っていました。この場所付近はよく車が通るので、心の中で「交通事故に遭わないようにしなさいよ」と声をかけてやりましたが、カニ語の離せない私ゆえ通じたかどうかは不明でした。昔子どもの頃は弁慶ガニを追っかけて捕まえ遊び道具にしましたが、弁慶ガニを捕まえ損ねて親指の爪で噛まれたこともありました。

 今はバッタのシーズンで草むらから何匹も飛び出してきました。また空中ではアキアカネトンボが気持ちよさそうに飛び交っていました。いやはや忙しさの余りそこここを見る余裕など殆どありませんでしたが、こうしてみると私たち?、いや私の回りは自然いっぱいで楽しいものです。路上観察で明日の朝はどんな生き物に出会えるでしょうか?。楽しみです。

 

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