〇散歩の途中で出会った親子
仕事が片付いたし、スマホ内蔵の万歩計があと500歩ほど目標の1万歩に届いていなかったので、久しぶりに夕方散歩に出ました。上灘川に沿って川向うの道を少し急ぎ足歩きました。
夕暮れ時ゆえ、また人家から少し離れている道なので会う人もなく、また寒いこの時期なのに戸外の温度は20度近くまで上がり、少し汗ばむほどの陽気でした。河口に近い鉄橋の下まで来ると、見慣れた人に出会いました。
娘さんと連れ立って歩く2人の顔見知り女性の親子で、「〇〇さんお元気?」と声をかけると、80歳を過ぎた女性は首を傾げ、「あんた誰?」って感じの反応でした。連れ立っていた若い娘さんが「若松の進ちゃん」よと告げても、しばらく思い出せなかったので、私が「若松の進ちゃんよ」と握手をしながら話しかけると、やっと「ああ進ちゃん」と思い出してくれました。
少し立ち話をしましたが、娘さんも60近くになって、お母さんをデイサービスに預けながら務めをこなし、お母さんの面倒を見ているようで、ここにも高齢化、認知症の波が押し寄せていると感じました。子どもにとって年老いつつある親の存在は、何年か前私自身が介護を経験しているだけに身につまされる問題です。
幸いわが父は亡くなるまでそれほど認知症にもならず、97歳で亡くなるまで自分のことが出来たので、殆ど手はかかりませんでしたが、私自身も気がつけば79歳の高齢者です。他人事ではないなと思いました。