〇いい所で暮らしています
昨日東京から来た人が、私の「暮らしている所」と「暮らし方」を見て、「いい所に住んで、いい生き方をしていますね」「羨ましい」と褒めてくれました。恐らくその方は美辞麗句のつもりで言ったのでしょうが、「何が?」と切り返して尋ねると、「家の周りに草木が生え空気が綺麗」、「鳥がいて鳴き声が聴こえたり虫がいる」「花が咲き四季折々の季節が楽しめる」などと例を挙げて話してくれました。
こんな所に住んでいると、普段は草木が生えていることすら、「雑草が生えて大変」とか「共存鳥獣に農作物を食べられる」とか、「寒いとか暑いとか雨がよく降る」とか、いつも勝手に自然に対し文句を言い放題で暮らしている自分たちの姿がありました。世の中はネガティブやポジティブな見方によって随分違うものだと「ハッ」としました。
「生き方」だって、家に人の集まる一戸建ての私設公民館煙会所を持ち、自分の好きな様々な物を展示する海の資料館海舟館を持ち、夕日の見える夕観所や、人間牧場、家庭菜園などきりがないほどの施設を有し、あれこれ毎日やることがあるのです。
加えて多くのコミュニティの中で多くの人と活動をしているのですからこの上ない喜びです。しかもその裏付けとなる資金も、貧乏ながら食うに困るほどではなく、それなりに健康に生きています。これ以上の幸せがあろうかです。抑圧された社会的状況の中でも希望を持って生きているいい暮らし方をしているようです。「そうだもう一度自分の場所と自分を見直そう」と思いました。