〇お墓参りと神棚祈り
わが家は代々漁師をしていましたが、水産高校漁業科を卒業したにもかかわらず、私が若い頃体調を崩して役場勤めに変わったため、残念ながら7年間漁師をしただけで漁師の跡を継ぐことが出来ませんでした。
それでも家の風習やしきたりは古い漁家並みで、しっかり守れと教えられて育ちました。その最たる神仏に対する気持ちの持ち方は、今も変わることなく引き継いでいます、例えば家にある仏壇や神棚にはシキビや榊を供えることは、欠かさずするよう言われ仏壇にはシキビ、神棚には榊を切らさず備えています。
幸いわが家には仏壇と神棚があり、加えてわが家と妻の実家にはお墓があるため、先祖の霊を慰めるため年末と年始の墓参り、秋と春のお彼岸、お盆の年4回のお墓掃除とお墓参りは忘れたことがありません。
その都度私は10㎞離れた妻の実家八幡浜のお墓の掃除をしたり、シキビや榊を山から切って帰ってから適当な大ささに束ね、お墓や仏壇に供えて回るのです。その都度妻の実家分は1回に6束、わが家お墓用2束、仏壇用2束、神棚用4束をきちんと束ねて墓地へ持って行くのです。神仏に頼みごとをしても助けてくれないので、当てにはできませんが、今日は天気も上々だったので妻と2人でお墓参りに出かけ、シキビを供えたり、線香に火をつけ。しっかり涼しい気持ちの良い一日となりました。