人間牧場

〇お彼岸のお墓参り

 例年春と秋の彼岸が来ると、彼岸に入る前にわが家と妻の実家のお墓に妻と二人で出かけ、お墓の掃除やシキビを供えるのですが、今年は妻の高齢者運転免許更新が入り、お墓へ行く機会を逸してしまいました。昔から「入り花を立てるな」と言われていて、つまり彼岸に入ってからはシキビを供えないように、祖母や父母から言われていたことが気になっていました。

 昨日は妻の運転免許証更新も無事終わり、仕事も3連休中日で休みだったので、人間牧場までシキビを取りに行ったその足で妻の実家の八幡浜まで走り、お寺の境内のお墓に登りました。お墓は八幡浜湾が一望できる絶景の場所にありますが、お墓のあちこちには少し夏草が生え、二人で大汗をかきながら草引きや落ち葉を集めて大掃除をしました。妻の実家の長男は東京暮らしをしているので、妻は長女ゆえ出来る範囲でこれまでもこれからも、手助けをしたりしようと思っています。

 墓地のあちこちに目をやると、墓地の事情にも少しずつ変化が見られ、お彼岸でも掃除が行き届かずシキビを供えていないお墓も年々目立つようになっています。日本では高齢化の波やお墓そのものに対する畏敬の念が薄れつつあるようで、少々心が痛みました。かく言うわが家も、そろそろ墓守の代替わりを考えなければなりません。わが家には仏壇と神棚が2つあって、毎日の様にご飯を供え手を合わせたり柏手を打ったりして祈っているし、家の入口に祀っているお地蔵様も、毎月21日には赤飯を炊いて供えたりお接待配りをしていますが、長男夫婦ゆえに当たり前と思っているこれらも、これからどう長男夫婦に引き継ぐか・・・、中々難しい問題のようです。

「今年は 少し遅れて 墓掃除 お許しください 先祖に詫びる」

「妻実家 跡取り東京 墓守も 中々大変 これからどうする」

「墓地見ると 荒れたりシキビ 供えない お墓次第に 増えているよう」

「長男に どう引き継ぐか 色々と 考えてるが そろそろ潮時」

[ この記事をシェアする ]