人間牧場

〇役目を終えたクヌギの若木

 わが息子はもう間もなく50歳に手が届くというのに、少年の頃の思いが忘れられないのか、はたまた成長していないのか、未だにカブトムシやクワガタが大好きで、飼育にうつつを抜かしています。自分で育てたカブトムシやクワガタを惜しげもなく毎年夏になると、虫かごに入れて無償で子どもたちにプレゼントしているのですから、親ながら呆れてものが言えません。

大きくなった鉢植えのクヌギの若木

 カブト虫もシーズンが終わるとメスに卵を産ませて育て、既に来年に向けて着々と準備をしています。息子はカブトムシを配布する時、カブト虫を無償配布する会場で、林や森をイメージしてもらうため、クヌギの苗木を植えた二人で動かすのがやっとの、大きな植木鉢をトラックに積んで出かけますが、その苗木も大きくなり過ぎて、来年は畑にドングリの実を蒔いて育てている少し小さめの苗木に植え替えようと思っています。

 その作業は親バカならぬバカ親の私が担っていて、もう私たち大人の背を軽く超えるほど育っているこのクヌギの木は、港の見える丘に植えて、里山運動のためのクヌギ林にしようと思っています。息子全く雨が降らなかったこの夏は早起きして、枯らさないようせっせと水遣りをしていました。クヌギの若木は1本で木、2本で林、3本以上で森をイメージできたようでした。

「クヌギ苗 大きな鉢で スクスクと 育ち今では 森をイメージ」

「わが息子 いつまで経っても 少年の ころの気持ちで カブトムシ飼う」

「親バカか バカ親なのか 分からない 里山運動 それでも着々」

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