人間牧場

〇サワラが届く

 一昨日の夕方、漁師をしている人の奥さんに、妻が天草を使って手作りしたフルーツゼリーを届けに行きました。あいにく留守でどうしたものかと奥さんの携帯に電話を入れると、「今は主人とともにサワラ流し網漁に出かけていて、あいにく船の上です」とのこと、沖合にいる人と携帯電話で話せる便利な世の中になったものだと感心しました。

 その夜は漁場が悪かったのか不漁とのことでした。明くる日リベンジを誓って漁場を変えたところ、かなりの水揚げがあったそうで、今朝市を終えて帰宅途中わが家へ立ち寄り、立派なサワラを一匹いただきました。早速私が粗調理をし半分片身を同居若嫁に渡し、わが家も妻が魚にラップをかけ冷蔵庫に収めました。

 今日の夕食はサワラの刺身とアラ煮付けのようで今から夕食が楽しみです。わが家は元々漁家でしたが、私の代で漁師の家計が途切れる不運に見舞われました。でもわが家には親父が遺してくれた和船の模型を海の資料館海舟館に展示するなど、そこここに漁家としての足跡が残っていて、ある意味わが家の誇りとして今後も受け継いで行きたいと思っています。

 幸い私には親類に漁師さんも、また知人友人に漁師さんも沢山いるので、魚には事欠かないほど一年を通じて旬の魚が届き美味しく食べています。サワラは魚偏に春と書き春が旬ですが、この時期のサワラも脂が乗って美味しいです。サワラの刺身、サワラ飯、サワラの西京焼き。う~ん、思い出しただけでもノドが鳴ります。

「こちらでは 美味い魚の 代名詞 鯛の浜焼き サワラの刺身」

「朝早く サワラ一匹 届きたる 早速われは 包丁研いで」

「魚偏 春とは書くが 秋だって 脂ノリノリ サワラ美味しい 」

「包丁を 研いでサワラの 粗調理 慣れたもんだと 得意になって」

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