〇てかがみの取り持つご縁
今朝の愛媛新聞朝刊16面は、殆ど全紙を使った「てかがみ特集」でした。それによると6月24日から7月23日までの1ヶ月間の投稿数は112通とのことですが、本日の紙面には11人の記事が紹介されていました。女性限定の450字程度の短い記事ながら、また酔う私は男性ながら毎日毎回楽しく読ませてもらっています。
特に友人である大洲市新谷町の徳田糸江さんと、松山市中島町の古野セキエさんの記事はいつも感心しながら読ませてもらっています。今朝も新聞をめくると古野セキエさんの記事が載っていたので、いつものように妻に読んで聞かせた後、一人暮らしの古野さんに電話を入れました。「生きとるかい」と話しかけると、「生きとるよ」と弾んだ声が返って来ました。
ひとしきり世間話をして電話を切ると、間もなく伊方町瀬戸に住む友人の緒方さんという女性から電話がかかりました。緒方さんとは不思議なご縁があり、私が現職の頃シーサイド公園の掃除をしている最中、緒方さんの友人である松山市南吉田に住む西岡さんという女性と2人で、立派な花束をプレゼントしてくれました。以来毎年10月3日の私の誕生日には2人揃って花束を持ってやって来るのです。
悪いからと何度かお断りをしましたが、それでも毎年誕生日の花束が届いています。実は昨日私たち夫婦は所用で大洲市まで出かけました。何と何とその折緒方さんたち夫婦の車の前を私たち夫婦の乗った軽四トラックが走っていたのを見かけたそうです。昨年も瀬戸町に住む妻の同級生の家へ行く途中、伊方の道の駅きららで前触れもなく偶然出会ったりしましたが、聞けば緒方さんは今朝私と同じ時間頃に、古野さんのてかがみの記事を読んだらしいのです。
古野さんと同じ川柳グループに所属している緒方さんは、古野さんの川柳やてかがみの大フアンのようでした。昨年に続いて古野さんの住んでる中島町へ出かける時には是非行きましょうとお誘いしました。喜んでご一緒したいとのことでした。いやいやご縁は深くなるばかりです。「老いをみつめて」という古野さんのてかがみ投稿記事は、意外にも新しい出会いを予感させる縁結びに発展しそうです。嬉しいですね。
「同じ日の 同じ時間に 同じ記事 読んだと電話 これまた奇遇」
「日和には 沖合見える 中島に 古き友人 住んで暮らして」
「年老いて なお文章を 書き綴り 投稿するは 凄い生き方」
「せちがらい 世の中だけど あちこちに 心許せる 友人有りて」