〇待ち遠しい日本ランキンリョウヘンの開花
私は6~7年前から人間牧場とわが家の裏で日本蜜蜂を飼っています。私がやり始めた頃はまだ近所に蜜蜂を飼う人が少なく、かなりの頻度で巣箱に入居してくれました。ところがつい最近蜜蜂を飼う人が急に増え、乱立気味で少し日当たりが悪く、日照時間の少ないわが家の裏などには、この時期になっても蜜蜂の姿すら見えないのです。
それでも諦めることなく3月末には巣箱の掃除をし、蜜蝋を塗って蜜蜂が来るのをひたすら待ち続けています。かすかな期待は家の裏で育てている、蜜蜂の誘因に使う日本ラン・キンリョウヘンの開花です。私の使っている昨年のWritinngCalendarに書き込んだ歳時記によると、昨年のキンリョウヘンの開花は4月20日でした。多分昨年は家庭菜園の横のビニールハウスに入れて冬越ししたので、開花が早かったのかも知れませんが、今年はあれやこれやでビニールハウスへの取り込みをしなかったので、遅れているような気もするのです。
今年は1か月前から、庭の長い塀の近くの日の当たる場所に花芽の見えるキンリョウヘンの鉢を移動して、少しでも早く咲くよう促していますが、新型コロナウイルスの影響で家にいる孫2人が外に出てサッカーボールを蹴って遊ぶため、時折ボールが植木鉢を直撃しているようで、若嫁が気遣って大きな丸太の椅子を置いて、直接ボールが当たらないようにしてくれていますが、気が気ではありません。
今朝キンリョウヘンに水を遣りながら花芽を見ましたが、花の先が割れ始めているようなので、そろそろ開花するものと思われます。私の蜜蜂の師匠である野村町山奥組の井上登さんから頂いた苗を一鉢一鉢分割して大事に育てた結果、今では20鉢ほどに増えました。今年はその内10鉢ほどに花芽がついているので、何とか需給できそうです。キンリョウヘンという日本ランの花が出すフェロモンが蜜蜂を誘うようですが、開花した花を巣箱の前に置いて蜜蜂の来るのを待ち続けなければなりません。短気な私ゆえこれからの連休中は我慢比べとなりそうです。
「蜜蜂の 巣箱手作り あちこちに 置いてはいるが 姿も見えず」
「裏庭で 蜜蜂好む キンリョウヘン 大事に育て やっと20鉢」
「昨年は 4月20日 開花した 今年未だに 開花もせずに」
「よく見ると 花の突先 割れ始め いよいよ開花 心が弾む」