〇久しぶりの山仕事
数日前親友の小西さんから、人間牧場に植えているコンニャクイモを欲しい人がいるので、何とか分けて欲しい旨の電話が入りました。この一週間雨模様の天気が続いたので、赤土の畑がぬかるんでいて掘れないと連絡していましたが、気になって昨日の午後出かけ、植えている畑が北向き陽陰なのでやはりまだじゅるかったものの掘り始めました。
三つ鍬にまとわりつく赤土を掘り返したものの、念願のコンニャクイモは中々見つかりませんでした。どうやら昨年の災害が出るほどの大雨で、種芋が腐ってしまったようでした。幾つか小さい芋は見つかりましたが、注文の4~5kgを確保することができないような雲行きで、小西さんに電話で状況を説明しお断りをする羽目と相成ってしまい、傷心の面持ちでした。
コンニャク芋堀を途中で断念し、夕暮れまでにはまだ時間があったので、陰となっている杉の枝打ち作業を行いました。木に登るのも久しぶりです。足場にするため枝のつけ根を残しつつ切り落として行きましたが、さすがに年齢のせいか木の上が少し怖くなりながら、先日スモモの木の剪定時のように、滑り落ちないよう注意を払って作業を続けました。農作業はやれば切りがないほどあります。
サンデー毎日と言いながらあれこれ何かと忙しく、畑仕事にまで手が回りませんが、それでも冬の間にやらなければならない作業の手を抜くと、夏秋のいい実りを迎えることはできません。暇を見つけてしっかり対応したいと思います。夕やみ迫る頃帰途についていると、上浜青石付近には2台も観光バスが止まり、沢山の人が浄土の坂を上ってJR下灘駅を目指して歩いていました。平日だというのに下灘駅のプラットホームは大入り満員のようでした。帰りに夕日の名所シーサイド公園に立寄り自慢の夕日を見ました。やはり日本一の夕だと自負しました。
「頼まれた コンニャクイモを 掘るために 赤土鍬を 入れたが不作」
「大雨の 影響もろに 受けたよう 芋が腐って 種芋さえも」
「電話にて 断る言葉 見つからず 至極残念 リベンジ誓う」
「杉の木に 登って枝打ち 黙々と 落ちないように 慎重慎重」