〇新居浜瑞応寺の銀杏
昨日の朝、新居浜で開かれる予定の愛媛県景観シンポジウムに出かける直前、近所に住む姉がわが家にやって来て、姉「どこへ行くの?」。私「新居浜で開かれるシンポジウムに行く」。姉「昨日の夕方のテレビで、新居浜の瑞応寺というお寺の銀杏の落ち葉が見事だと紹介されていたので見て来たら」。私「うん、暇があったら」と会話を交わし出かけました。
「JA伊予農協駐車場で9時15分に」と、公民館の隅田さんと待ち合わせをして、隅田さんの車に乗せてもらい、伊予インターから高速道路に乗って、とりあえず新居浜インターを目指しました。シンポジウムの会場である銅ミュージアムへは12時に到着すればいいので、姉の口車に乗って山根町の曹洞宗の名刹瑞応寺を訪ねました。駐車場に車を止めてゆっくり山門まで進みましたが、周辺の紅葉は絵にも描けないほどの美しさでした。
山門をくぐると、別子銅山算出の銅板で葺いたという屋根の立派な本堂が見え、波型に箒目の入った庭の隅を歩いて歩を進めると、その奥に樹齢800年と言われる大きな銀杏の木が見えました。既に盛りを過ぎて葉を落とし始めていましたが、根本周辺には黄色い銀杏の葉っぱが、まるで絨毯のように敷き詰められ、息を飲むほどの美しさにすっかり見惚れてしまいました。
今年も忙しくて遠出こそしなかったものの、白滝のモミジなどを見て秋の風情を満喫しましたが、瑞応寺の山門モミジや銀杏の落ち葉も印象に残る思い出の場所となりました。姉から聞いたテレビ放送の影響でしょうか?、沢山の人がカメラ撮影に挑んでいましたが、心無い何人かは落ち葉の中へ何のためらいもなく無造作に入って、スマホで自撮りしたりしながら騒いでいました。これは罪なき罪だと思い、注意をすると不愉快そうな顔をして足早に去って行きました。景観は景色と観る人によって成り立ちます。午後のシンポで、「そうだこのことを話そう」と思い話をしました。
「テレビ見た 新居浜行くなら 瑞応寺 是非見てご覧 姉のお言葉」
「主事さんと ぶらり出かけた 瑞応寺 紅葉も凄い 銀杏も凄い」
「心無い 若者無造作 踏み散らす 注意いぶかし そうに去り行く」
「景観の ヶの字も知らぬ 若者に 初老の私 教育指導」
田坂さん
新居浜であっても新居浜の人とは限りません。昨日景観シンポで出会った南高の生徒たちはみんな元気で感動しました。
先生ありがとうございます。
おっしゃる通りだと思います。
そのような人は処にも居ると思いますが、新居浜市で有った事に残念です。自然の美しさや文化の素晴らしさは大切にしたいものですねぇ…