〇子ども体験塾(その2)
私が代表を務めている21世紀えひめニューフロンティアグループで、沖合に浮かぶ由利島で20年間にわたって実施した、無人島に挑む少年のつどいなどのノウハウを生かして、人間牧場では様々な活動を展開しています。子ども体験塾もその一つで、人間牧場の小さな畑にジャガイモとサツマイモを二毛作していますが、昨日は2月に植えたジャガイモの収穫体験でした。瀬戸内海を見下ろす標高130mの人間牧場からのロケーションは最高で、挿し木をして少しずつ増やしてきたアジサイも咲き始め、心配された雨も降らず絶好の活動日和でした。
人間牧場の諸施設は設計の仕事をしている息子が、私の希望を取り入れて設計をしているので思い入れも一入で、昨日はスタッフとして手伝ってくれるかたわら、風呂を沸かしてくれました。風呂はロケーション風呂と呼んでいる五右衛門風呂で、お湯は薪と灯油ボーラーの兼用ですが、息子は薪を焚いて風呂を沸かしていたようです。煙突のない一風変わった薪風呂なので、最初は室内に煙がもうもうと立ち込め、火事ではないかと見まがうほどしたが、程よく湧いて農作業の終わった子どもたちは足湯を楽しんだようです。
大釜で茹でた堀りたてのジャガイモは、水洗いして湯がき、バターで転がしてジャガバターを作りました。ジャガバターを入れる容器はそこら辺に自生しているツワブキの葉っぱです。私たちが子どもの頃はツワブキの葉っぱを小枝で止め、その中に野イチゴや桑の実を沢山採って食べました。子どもたちの暮らしでは使い捨ての紙容器やプラスチックを使いますが、これもエコに配慮したアイディアです。また今回は紙の牛乳パックでホットドックを作ってみましたが、これも大好評のようでした。
「アジサイの 花咲きはじめ 牧場は 一気に初夏の 装いなりぬ」
「わが息子 薪風呂沸かし 子どもらに 足湯サービス みんな喜ぶ」
「ジャガバター 入れる容器は ツワブキの 葉っぱ使って 野趣に満足」
「牛乳の パック利用し ホットドッグ まるで防災 味も抜群」