人間牧場

〇倉庫の片づけ

 昨日は朝から雨が一日中降りました。毎年行われる予定だった灘町一丁目公民館のウォーキング大会も早々と中止の有線放送が流れたため、前夜深夜遠足というウォーキングから帰っていた息子と相談して、気になっていた倉庫の片付けを行いました。

 この倉庫は4年前に亡くなった親父が大切にしていた道具類をしまっている場所です。他の場所は何回かに分けて片付けを終えていますが、ここが最後の片づけ場所となりました。乱雑ではなくきちんとあるべきところに片づけて置かれていたものの、親父にとってはお宝の類がまああるはあるはで、午前8時から昼食を挟んで午後2時までかかりました。

 さてこれらのお宝ともゴミともとれるものの処分をどうするか考えた挙句、いつもこんな時手助けしてくれる、馴染みの廃品回収業者に電話を入れ、雨の中を引き取りに来てもらいました。金具類など金目になるものを全部差し上げる替わりにゴミ類も、一緒に相殺して引き取ってもらいましたが、業者の軽四トラックにどっさり1台あって、雨の中で多少濡れながら業者2人と息子と私でやっと片づけを終えました。

 今日は寸暇を惜しんで、棚の整理を行い電動工具類を収納し、自分の使い勝手のいいように片付けたいと思っています。親父が亡くなって既に4年になるというのに、親父の幻影を引きづって歩く自分の体たらくに、多少歯がゆい思いもしていますが、これでまた少し自分流の生き方に近づいたものの、一緒に手伝った息子の目に私の姿はどう映ったでしょうか。

 「雨の中 息子と二人 あれやこれ 倉庫片付け 親父の遺物」

 「出したゴミ 廃品回収 業者来て 馴染みがゆえに トラック一台」

 「じいちゃんが 生きてたならば 嘆くかも 息子の言葉 グサリと胸に」

 「何となく 最近片付け 気になって 老い先算段 これでいいのだ」

 

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