〇睡眠負債
最近新聞や雑誌で「睡眠負債」という言葉を目にするようになりました。負債といえば経済的によく使われる言葉ですが、睡眠の世界にも寝不足による色々な障害が出てくるようです。心配が多かったり極度な興奮状態になると中々寝付かれなく眠りが浅かったりして、何となく体に覇気がなくボーとしていることはよくあることです。一方運動や労働をしたり悩みのない日々を過ごしていると寝つきも良くぐっすり眠れて、次の日は何かと元気で過ごせるのです。
人生のおおよそ3分の1は寝て過ごす訳ですが、私たちは眠りについて意外と知らないことが多いように思うのです。私は若い頃から1日4時間、つまり夜12時に寝て朝4時に起きるという、1日8時間の睡眠時間を取る標準的な人の半分ほどしか寝ないで過ごしていました。それでも熟睡するから大丈夫だと、睡眠時間が短いことを指摘されても、我関せずで今日まで生きてきました。多分1年に何日か24時間、まるで死んだように眠って確保した睡眠貯蓄によって、かろうじて睡眠負債をチャラにしていたように思うのです。
最近妻が「お父さん、そんなに寝なかったらそのうち永眠する」と、まるで落語や漫才のネタ話のようなことを言っていますが、その助言を受けて最近は10時過ぎに就寝し、午前4時に起床するという睡眠時間6時間型人間になりました。勿論寝つきもよくたった5分で夢の世界へ旅立つので、黄金時間といわれる寝てから90分も十分で、ノンレム睡眠(脳も体も眠っている睡眠)とレム睡眠(脳が起きていて身体が眠っている睡眠)のバランスも良いようです。
いい睡眠は体温と脳のスイッチが正しく入れることだそうで、寝る90分前にお風呂に入ったり、寝る前に緊張感を解きほぐしてリラックスすれば、ノンレム睡眠の質が良くなってグロースホルモンが沢山分泌され、心と体のバランスが保たれるようです。睡眠負債は今のところ私にはないように思うものの、時々会議中に眠気を催すことがあるのは、やはり睡眠負債があるからなのか、それとも加齢のせいかも知れません。もう一度自分の健康維持のため睡眠のメカニズムをよく考えて見たいと思います。
「新聞や 雑誌よく載る 流行語 睡眠負債 分かる気がする」
「楽天な 暗記孫六 私ゆえ 睡眠負債 ないと思うが」
「寝て5分 夢の世界へ 寝つきよく 自称私は ノンレム人間」
「これからも 睡眠十分 取らねばと 今に永眠 言われてドキリ」
藤崎さん
はいその通りです。健康は人間が自分に贈る最高のプレゼントです。健康で長生きができるよう頑張りましょう。
健康維持は自分がする事であって医者は注意を促しますが、するのは自分ですね。以前に医者兼教授のある人に健康維持について質問したら返事が返ってきませんでした。後で調べたら健康は自分で維持しなければならない事が分かりました。「その通りだ」としみじみと感じてます。