〇変る高齢者概念
これまで統計上は65歳以上を高齢者と呼んでいました。私を含めて健康な65歳以上の人には「高齢者」と呼ばれても正直なところ余りピンとこないばかりか、65歳という押しなべた基準に違和感を感じていました。ところが昨日の新聞やテレビのニュースで、65歳から75歳までの人を準高齢者と呼んだらどうかという提案がありました。準がついても高齢者に違いはありませんが、75歳までの高齢者予備軍の人にもっと社会活動に、積極的参加をして欲しいという発想には私も大賛成です。
かくいう私も今年72歳、正真正銘の高齢者にあと2~3年と迫っていますが、若さを保つことはできなくても、老いの下り坂で転げずに、アクセルとブレーキを踏み間違わないくらいならできるかも知れないと、毎日できることをコツコツやっています。私は去年の10月末にぎっくり腰を患いました。ツーリズムの全国大会分科会の真っ最中だっただけに、恥かしい姿を皆さんに見せただけでなく、「自分も歳だなあ~」と、少し心が折れていましたが、相前後してNHKテレビ「ためしてガッテン」で「究極の腰痛体操」を見てから、早速夜寝る前布団の上で、たった5分間の簡単な誰にでもできる体操を始めました。
これが良いのかどうかはまだ分かりませんが、一昨日、昨日の2日間、きつい農作業だったにも関わらず、再発もせず元気を回復してるところを見るとどうやらいいようです。勿論私の健康の半分は妻が受け持ってくれている食事のお蔭でもあるのです。毎朝のリンキャベや青菜のスムージー、三度三度の食事など、感謝しても感謝しきれないのです。私たちはこれまで、高価で美味しいもの=身体によいものと思っていました。高価で美味しいものは得てして脂質、油質、糖質が多く含まれていて、むしろ貧乏の代名刺のように言われていた質素なものが体の維持に欠かせないのです。
大根や白菜、カブといった冬野菜は体内に熱源を与えてくれるし、トマトやキューリといった夏野菜は体の熱を取ってくれるのです。利に反して高いお金を出してまで冬野菜を夏食べ、夏野菜を冬に食べると体調を崩してしまうのです。昔は貧乏人に殆ど見られず、金持ち病といわれていた糖尿病が国民病といわれるほどに何故増えたのか、ある学者は身体に悪い美味しい物を食べる生活習慣の結果だと警鐘を鳴らしています。私もまだ健康な準高齢者なので、健康に注意して社会貢献をしたいと思っています。
「六十五 過ぎたらみんな 高齢者 これから先は 準に格下げ」
「格下と 聞けばシュンと するけれど 今度ばかりは みんな喜ぶ」
「準がつく 高齢者皆 再起動 社会のために 一花咲かせて」
「健康の 半分担う 食べるもの よくよく考え 三度の食事」