〇蜂蜜精製
お盆を過ぎた8月20日前後に採集した蜂蜜は、一升瓶に入れたまま小屋の隅に置いていましたが、私の作業はここまでのため、その後の蜂蜜精製の作業は長男息子に引き継いでいます。しかし息子は仕事や地域づくり活動が忙しかったようで、家の廊下に置いている畳半畳程の小さな家庭用サウナの中に、ステンレス製のパレットを二つずつを五段に並べて、中に一升瓶から取り出した蜂蜜を入れ、殆ど毎夜仕事から帰るとスイッチを入れて低加温しながら、気長に水分を自然蒸発させて、純度82度以上に高めているようです。
先週の日曜日、息子は純度計の数値が82度を越えたので、網目の細かい漉し袋で漉して、大小2つの瓶に瓶詰め作業をしていました。私が採集した時の蜂蜜はサラサラ状態でしたが、水分を飛ばした蜂蜜はいかにも濃いいといった感じで、蜂蜜の匂いが当たり一面に漂い、何ともいえない至福でした。息子はこれまでインターネットを使って、様々な蜂蜜情報を仕入れ、ああでもないこうでもないと楽しみながらやっているようです。昨年までは自分でラベルを作って張ったりしていましたが、今年からは瓶蓋の封ビニールに2016年産を示す16という数字をマジックで書いているようです。
日曜日の夕方、「お父さん、蜂蜜の瓶詰めができたのでどうぞ」と私の書斎へ発泡スチロールの箱に入れて持って来てくれました。先日行なわれた子ども体験塾に小瓶ながら3個、あそこにも2個、こちらにも1個と、差し上げていますが、失礼ながらほんの少しのお裾分けゆえ、味わって食べるほどの量ではないのです。それでも私と息子が協働して作った純粋な蜂蜜なので・・・・。先日私が代表を務めている21世紀えひめニューフロンティアグループのパトロンである関奉仕財団の関理事長さんや藤原さんにもささやかながら蜂蜜を送りました。(昨年このことがご縁で、藤原さんから「みつばち高校生」という本を紹介され、面白い発見が幾つもありました。
「蜂蜜を 採るのは私 精製は 息子担当 お互い不可分」
「今年も 純度の高い 蜂蜜を 中瓶・小瓶 入れて裾分け」
「蜂蜜の 賞味期限は ないそうな 衛生的に 処理していれば」
「蜂蜜が 縁で広がる あれやこれ 今年も色々 出会い重ねる」