〇わが家の玄関ワンダーランド
一昨日の夕方孫希心が、「ただいま~」と元気な弾んだ声で帰って来ました。玄関に入るなり、「一等が当たった!!」と大きめの虫カゴを抱えて言うのです。聞けば下灘の運動公園で開かれた夏祭りに、小学生として合唱に出演した帰りに、夜店でカブト虫のクジを300円で引いたそうです。一等賞を引き当て、商品は飛びきり大きいカブト虫の入った虫カゴを貰ったそうです。
現在わが家の玄関先には、息子が子どもと一緒に飼っているカブト虫やクワガタがこれでもかというほどいるのに、まだ夜店で買うのかと呆れましたが、自分が子ども時代のことを思うと、子どもにとってカブト虫やクワガタは比較的手に入りやすい、かけがえのないペットで、しかも友だちより1mmでも1cmでも大きいことは、自慢の種なので、孫希心の喜ぶ姿も理解ができるのです。
息子は40歳を越えたというのに、友人とやがてはクワガタのワンダーランドをつくることが夢だと、他愛のないことを言いながら、その準備を着々進めているようで、既に大きなクワガタに卵を産ませ、幼虫をふ化させているようですが、カブト虫やクワガタで地域づくりをするという、私から見れば首を傾げたくなるようなことをしています。まあ地域づくりは遊び心なのでこれも一定の理解は出来ますが、「子どもたちに夢を」与えたいと張り切っているようです。
わが家の玄関先にはこれでもかとと言うほど虫かごが並んでいます。玄関なので倉庫に移動すよう注意をしていますが、聞く耳を持たずわれ関せずといったところです。昨日は鬼北町に赴任している地域おこし協力隊の人が息子の所を訪れ、虫談義に花を咲かせていました。この人は帯広畜産大学を出ているようで、虫に関してはかなり造詣が深いようで、息子は色々と教わっていました。妻は「いい大人がすることではない」と首をかしげていますが、立ち振る舞いが段々私に似てきています。やはり親子でしょうか。
「大声で 一等賞が 当たったと 虫かご持って 玄関先に」
「わが息子 いい歳こいて 虫熱中 首を傾げる 妻と私」
「類は友 呼ぶのでしょうか わが息子 時限の違う 仲間集る」
「玄関を かぶと虫たち 占拠して ワンダーランド 既に完成?」