人間牧場

〇久しぶりの雨の宇和島

 昨日まで熱と下痢でフーフー言っていたのに、昨日の夕方から風邪の症状が少し回復し、昨晩の夕食は味が分るほどになりました。それでも妻は今朝も私のためにお粥を炊いて食べさせてくれました。それというのも病後ながら今日は委員をしている県の調整委員会南予部会が、宇和島市である予定で、どうしても午前・午後と会議に出席せねばならないため、「くれぐれも気をつけて行くように」注意をされて早朝自宅を出ました。

開通した九島大橋
開通した九島大橋

 今日は朝から雨です。双海~長浜~大洲~西予~宇和島と自家用車を余りスピードを出さず運転し、とりあえず目的地であるJR宇和島駅に程近い、会場となる南予地方局へほぼ予定通り30分前に到着しました。いつものことながら私は会議出席は早い方で、そのうち他の委員さんや県庁の担当職員さんも見えられ、会議はほぼ時間通り始まりました。今日は昼食を挟んで午前中2時間、午後2時間の公聴会で、私は殆どメモを取りながら聞き役に徹しました。

 会議がほんの少し早く終ったので、最近開通した九島大橋を早い時期に渡って見たいと思っていたので、これ幸いとばかりに宇和島水産高校の前の見慣れた道を通って、まだ取り付け工事の余波が残っている大橋の袂に出ました。聞きしに勝る立派な橋でした。もう60年も前、水産高校生時代、同級生の片山君の案内で始めて九島に渡ったり、その後公民館主事をしていた佐々木さんの招きで何度か講演に出かけたり泊まったことがつい昨日のことのように懐かしく思い出されました。

 橋を渡り九島周辺を少し車で散策しましたが、雨のため降りて歩くことも出来ず、みかんの花の咲き始めた九島を後にしましたが、九島島民の長年の悲願であった大橋の開通は、この島に何をもたらし何を持ち去るのでしょうか?。近いうちのいい日和にもう一度橋を渡って、親友を訪ねたり、島から宇和島市街や背後に聳える鬼ヶ城という山を見てみたいものです。それにしてもかつて乗った連絡船は航路が廃止されたようで、返す返すも残念です。

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