〇新聞で知った地元議員の訃報
地元紙のお悔み欄には毎日のように亡くなった人の通夜や葬儀の予定が、出身市町毎に紹介されています。南予系といいながら双海町は松山経済圏なので、圏内には懇意にしている沢山の知人友人もいることから、毎日欠かさず見て対応していますが、最近は家族葬や新聞に掲載しない人もいるので、親友や知人友人から情報を寄せてくれるのが頼りです。
著名人と思しき人は、新聞の社会面に名前の横に訃報を知らせる黒い横棒がつけられ紹介されます。70市町村あった時代の名残でしょうか、旧〇〇町議とか、旧〇〇村助役などの役職を持っていた人は、再掲されて紹介されるのです。一昨日の社会面訃報欄に、現職の伊予市議会議員であり、旧双海町議会元議長の西岡孝知さんが今月7日松山の病院で亡くなっていることを知りました。77歳だったそうです。
私のように旧双海町役場に35年間も勤めていると、議員さんとのやり取りは両手はおろか両足の指を足しても、足しきれないほどの思い出があり、13日に関係者で葬儀を行なった旨の記述に、葬儀にも出席できず不義理をしたことを少し悔やみました。西岡さんはお父さんも町会議員を三期務め、西岡さん自身も町議会、市議会を含めると十期務めた大々ベテラン議員で、親子共々一度も選挙に落ちたことがないパーフェクト議員でした。
議員の評価は人それぞれまちまちですが、議員一筋長くやられたことは確かで、何かと話題の多い議員さんで、旧双海町の名物がまた一つ消えた感じがして寂しさを感じます。西岡さんは終生一人身だったため、親から受け継いだような議員バッチは途切れることになりますが、JR予讃線の下に双海町塩屋の高架を造ることに情熱を燃やしていた頃の元気な姿が思い出されます。
「訃報欄 地元の議員 亡くなった 見て知りびっくり 驚きました」
「あれこれと 何かと話題 多かった せめて昔を 語ってあげたい」
「双海町 人間名物 またひとつ 消えてなくなり 寂しかりけり」
「人間は 何するために 生きるのか 議員バッチも 死んでしまえば」