〇やっとお待たせ蜜蜂分蜂
冬の寒さはとっくに過ぎているので、寒の戻りとは言わないのでしょうが、この2日間は特に朝晩は冷え込んで、早朝ウォーキングで出会う人たちから、「今朝は寒いですねえ~」いうあいさつが何人もから返ってくるほどの冷え込みでした。この時期蜜蜂を飼っている者にとっては、蜜蜂の分鋒が始まる、待ち焦がれた季節なので、気温が下がるとそれだけ分蜂が遅れるので、一喜一憂の毎日です。養蜂といっても私のような素人には冬越しした蜜蜂は殆ど皆無のため、自然分蜂するのを待つしかないのです。
ところが3~4日前、裏山に置いている巣箱1号と勝手に名付けている巣箱の入口付近が急に騒がしくなり、長年といっても4~5年の経験からみると、どうやら自然分蜂したようなのです。嬉しくなって朝・昼・夕方見回わっていますが、多分入居第1号となったようです。早速今日にでも私の蜜蜂師匠である西予市野村町の井上登さんにメールで報告したいと思っています。井上さんから昨年いただいた日本ラン・キンリョウヘンの一鉢の花芽も徐々に膨らんで、試験的に3日前ビニールハウスに入れて開花を促していますが、咲けばフェロモンの香りで蜜蜂を誘ってくれるものと思われます。
いつの間にか家の入口上に植えている枝垂れ緋モミジも赤い色の新芽の衣をまとい、遅咲きの3年前に植えた枝垂れ桜もまだ派手さはありませんが、冬の寒さを耐えて咲いています。蜜蜂のことばかりを気にしていると、木々の芽吹きや花木の開花さえも見落としてしまいそうです。畑の隅に100mに渡って植えている平戸系ツツジも、そろそろ花が見え始めました。一年中で最も季節気候の良い今こそ、豊かな自然を思う存分味わいたいものです。
「寒いねえ そんなあいさつ する朝は 蜜蜂たちも 飛ぶことためらう」
「巣箱前 蜜蜂群がり 分蜂の 兆候見えて 嬉しくなりぬ」
「早速に 蜜蜂師匠 ご報告 貰ったランも 大事に育て」
「気がつけば 山は緑に 衣替え 春は一気に 私の元へ」