〇保存上々サツマイモ
子どものころ自宅の床の下は芋坪になっていて、秋に収穫した大量のサツマイモを籾殻と藁に埋め込み、冬の寒さで風邪を引いて腐らぬよう大切に保存していました。そのことを再現したいと、家庭菜園横の倉庫の床を自分で掘り芋坪を作りましたが、結果的には内側を塗ったセメントの処理が悪く、湿気が多くて使い物になりませんでした。それでも諦めきれず、掘った狭い芋坪内に入って防水セメントを塗り、その中へ板切れで取り出し可能な木箱を作り、2年前に完成を見ました。
結果は上々で木箱の中に籾殻を入れて保存したサツマイモは、芋坪の中で寒い冬を越し、冬の間の保存食料品として食卓を賑わせてくれています。昨日は久しぶりに芋坪から保存している芋を取り出し、妻に素焼きの芋焼き器で焼いてもらうことにしました。保存状態の完璧なサツマイモを6個ほど焼き芋器に入れ、ガスコンロに乗せて弱火で焼くこと30分、そのうち美味しい焼き芋の匂いがダイニングに流れ、タイマーのアラーム音を頼りに取り出して皿の上に盛りました。
熱々ホクホクの焼き芋を小さじを使って、ほじくりながら食べましたが、まあ美味しいこと、ほっぺが落ちるほどでした。昔はサツマイモといえば貧乏食の代名詞のように言われ、敬遠されていましたが、今は健康食品そのもので、おならが出て多少お行儀は悪いのですが、妻と私の屁こきゆえ、「あら失礼!!」と笑って済ませるので、これも夫婦円満の成せる技だと笑いながら楽しみました。まだサツマイモはかなり残っているので、おやつ代わりに大いに楽しもうと思っています。
「芋坪に 囲った芋を 取り出して 妻に頼んで 焼き芋作る」
「素焼き器に 芋入れタイマー 30分 美味しい匂い アラーム鳴って」
「焼き芋を 小さじで掬い フーフーと 夫婦で食べる 美味い美味いと」
「屁をこいて あら失礼と 笑い合う 夫婦円満 芋屁のお蔭」