人間牧場

〇小さな小さな雛祭り

 数日前、まちづくり学校双海人で地域おこし協力隊員の送別会をした折、「今年も小さな雛祭りをするので来ないかい!!」と、世話をしている小西千鶴子さんからお誘いを受けました。この日は午前中人間牧場へ来客があり、また午後からも高知県へ行く所要があって、「はてさてどうしたものか?」と思案していましたが、幸い午前中の来客も誘って雛祭りに出かけることができました。

小さいけれどオンリーワンの雛祭り
小さいけれどオンリーワンの雛祭り

 小さな雛祭りの会場は久保公民館で、西岡さん宅の軒先に車を置かせてもらい、公民館の中には入りました。時間的にお昼前だったので近所の人も沢山やって来て、お雛様の前で賑やかに談笑しながらうどんや中華ソバを注文して食べていました。世話する人もお客さんも殆ど知った人ばかりなので、ふるさとのなまり懐かしく言葉を交わし、お雛様を見学しました。最近は日本文化を見直そうという動きが活発で、どこでも雛祭りをやっていますが、ややもすると身の丈以上の規模に手を出して疲れ果て、長続きしない所もあるようです。

 その点この小さな雛祭りはやる人たちも結構楽しんでやっているようでした。高知県へ出かける時間が迫っていて、食べたかったうどんも食べる暇がなく、結局いなり寿司2パックとイリコ味噌を買い求め、早々に引き上げましたが、相変わらずのドタバタで小西さんにはすまなく思っています。それにしても皆さんはこうした田舎流の楽しみ方をしっかりと心得ていて、しっかりどっしり自分と地域のモチベーションを高めているのです。地域おこしといえば一にお金、二に金儲けと、何でも経済に結び付けたがりますが、自分たちの汗と知恵と力を出し合い、地域に貢献する姿に感服しました。

  「田舎流 これが一番 長続き やってる人も 楽しそうです」

  「雛飾り 人形よりも 食べ物に 目が行くところ 大好きですらい」

  「急ぎ旅 出かけるゆえに いなり寿司 買って急いで 会場後に」

  「元気かと 言葉を交わす 人元気 これも田舎の 音信方法」

[ この記事をシェアする ]