〇キットで巣箱作り
「蜜蜂を飼いたい」という子どもの頃からの夢に目覚め、6年前一念発起して蜜蜂を飼うことになりました。そもそものきっかけは、講演で出かけた高知県馬路村で、親友木下さんに連れて行ってもらった一軒の農家で、杉板で作った蜜蜂の巣箱をいただいたことでした。しかし蜜蜂を飼いたいという想いだけで、何の知識もなかったため誰か指導してくれる人はいないかと思っていた矢先、えひめ地域政策研究センターの「地域づくり人養成講座」で知り合った、西予市野村町山奥組の井上登さんに頼み込み師匠になってもらいました。
以来熱心な井上さんの手取り足取りの指導を受け、1箱が2箱~3箱と数を増やし、目標としていた1年目1升、2年目2升~5年目5升をしっかりとクリアーして、5年目には22升というとんでもない成果を上げることができたのです。それもこれもノウハウの指導や誘引植物キンリョウヘンの提供を快く引き受けてもらっている、師匠のお蔭だと、足を向けて寝てはいますが、足を向けて寝れないほどの恩義を受けて今日に至っています。早く独り立ちしなければと気は焦りますが、思えば思うほど養蜂は奥が深く間口が広いのです。
先日「みつばち高校生」という本を知人の藤原茂さんから紹介され、アマゾンで購入して読みましたが、私の知らない知識がいっぱい詰まっていて、まだまだこれからやることはいっぱいあるとと思いました。数年前から端材を利用して巣箱を自作していますが、どこがどう違うのか私の作った巣箱は入居率が悪く、頭を痛めていますが、先日木材業を営む従兄弟に相談したところ、一枚板ではありませんが端材ならぬ立派な集成材の板を、私の注文どおりの寸法で裁断までしてくれました。
昨日はあいにく雨の一日だったので、早速それらの板を組み立てて、2箱巣箱を作ってみました。あつさ2cmなので、蜜蜂の入り口巣穴を開けるのにどうしても電動鋸が必要で、親父の使い古した道具を取り出して試作してみました。巣箱にするには惜しい感じのする出来栄えでしたが、早速蜜蝋を塗って設置したいと思っています。目標は20箱なので、急がず毎年一箱ずつ増やして理想に近付けたいと思います。キンリョウヘンも昨日の雨で花芽が膨らみ始めたようです。
「どうすれば 蜜蜂入居 してくれる 蜂に聞かずも 自分で考え」
「巣箱にも 黄金比率 あるそうな 誰も教えて くれそうもなく」
「とりあえず 電動鋸で 穴を開け 作ってみたが 中々出来栄え」
「目標は 20箱です 置く場所を 詳しくリサーチ 次の作戦」