人間牧場

〇あっ!!またやられたイノシシの悪態

 農校生が研修に来るというので、昨日久しぶりに人間牧場へ行きました。西嶋さん宅の前の農道を通って人間牧場へ通じる私道に入ると、道の両側の様子が何やらいつもと違うことに気がつきました。これが一年に何度か荒されるイノシシの仕業であることは容易に想像つきましたが、それにしても酷いもので、まるで耕運機でも掛けたように、雑草はなぎ倒され、土は掘り返されて道にほおり出し無残な姿になっていました。

大汗をかき土のけ作業をする私
大汗をかき土のけ作業をする私
イノシシが無残に荒らした畦畔
イノシシが無残に荒らした畦畔

 さてどうしたものか?と思案をしたものの、農校生が来る時間が近づいていたので、目をつぶって通ってもらう以外ないと、腹をくくりました。2時間ばかりして農耕生が帰ったので、私は倉庫からスコップを持ち出し、コンクリート舗装した道の上に落ちた土を掬って、道の両側に跳ね上げる作業を始めました。昨日の午後は幸いなことに曇天で熱射は余り強くありませんでしたが、それでも湿度が高いのでたちまち大汗が吹き出て、たった一時間弱の時間でしたが、まるで濡れ鼠のようになりました。

 近所の西嶋さんたちもイノシシを捕獲するため鉄砲や罠で対抗したり、電気柵で防備をしているようですが、イノシシは人間が眠っている間の夜に夜襲を仕掛けてくるので、最後は人間の根負けといったところです。この場所は比較的土が柔らかく、イノシシの餌となるミミズがたっぷりいるので、絶好の餌場となっているようで、今年は同じ場所をもう三度もやられ、その都度汗をかきながら補修を繰り返していますが、老骨には中々骨の折れる手作業です。これまで10年間続き、これからもずっと続くと思われるイノシシとのこうした目に見えない戦いも、そろそろ終わりにしたいものです。

  「牧場に 続く私道の 両側を イノシシ昨晩 綺麗に耕し」

  「やり放題 被害届を 出す先も ないまま続く 厳しい戦い」

  「イノシシは 人の寝ている 夜活動 ゆえに手立ても 中々なくて」

  「大汗を かいてスコップ 土を跳ね 綺麗になった 何時まで持つか」

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