人間牧場

〇蜂蜜の採蜜作業(その2)

 昨日から今年3回目となる蜂蜜の採蜜作業を始めています。プラスチック樽に取り込んだ蜂蜜たっぷりの巣を取り出しながら、高知県馬路村の木下さんに教えてもらった、下に管のついた専用のポリバケツに入れた金網ザルの中へ、細かくちぎりながら入れて行くのです。巣にはまだ生きているミツバチも何匹かいて、これまでにも痛い目に遭って注意をしないと刺されため、厚手の手袋をはめての作業ですが、手袋はたちまち蜂蜜でぬるぬるになりました。

まるで実験装置のような細密道具類
まるで実験装置のような細密道具類
今年もこんな綺麗な蜂蜜が一升瓶13本も採れました
今年もこんな綺麗な蜂蜜が一升瓶13本も採れました

 昨日は前日ほど気温が上がらなかったためそれほど垂れ蜜の落ちるスピードはありませんでしたが、それでも今朝までに1升5合の蜂蜜をゲットしました。今日一日で5合を加えると、今回も何とか2升ほどあり、今年も前回と前々回を加え13升になるようで、ひとまず10升の目標は達成することができました。少し巣箱が軽いので後の三つは時期を待って秋採りしようと思っていますが、今回採蜜した箱も今朝の時点では蜜蜂たちが逃げもせず留まっているようで、ひとまず安心しています。

 昨日NHKテレビ「ダーウィンが来た」という番組を偶然見ました。渡り鳥のクマタカが蜜蜂をエネルギー源にして生きているという話です。日本と東南アジアを行き来するクマタカは、営巣して子育てする時、地面に作ったミツバチの巣を襲い、それを餌として巣立ちまでの一ヶ月間、雛に与えて育てるそうですが、渡りのある時期・ある場所で蜂の巣を襲い、それをエネルギー源にして遠くまで飛ぶという話は、聞いたことがあっても映像といいながら見るのは初めてでした。

 日本蜜蜂と違い木の上枝に営巣する大ミツバチや黒スズメバチの、1mを越す巨大な巣を襲うクマタカの姿や、それを阻止しようと本能的に蜂の巣を巨大化するハチの行き詰る攻防は、さすがNHKって感じでした。それにしてもクマタカより凄いのは矢張り人間です。未熟な私などでも完全防備した雨合羽姿で、あのミツバチの群がる巣箱に平気で手を突っ込み蜂蜜を横取りして、さも自分が蜂蜜を作ったような顔をし採集し食べているのですから驚きです。やはり人間は百獣の王かも知れません。

  「天板を 取って蜂蜜 採集す 息子遠巻き 写真に収め」

  「今回も 2升の蜂蜜 ゲットする 目標超えて ひとまずホッと」

  「クマタカが 蜂の巣襲う 映像を ダーウィン番組 衝撃放送」

  「クマタカも 偉いが人間 もっとだと 蜂蜜横取り する姿見て」 

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