〇夏の暑さに弱い日本人
セミの声が賑やかです。梅雨の時期が比較的涼しかっただけに、連日続いている猛暑日や熱帯夜で、毎日嫌というほど大汗をかき、このままだと汗疹ができそうな雲行きです。気象庁は連日高温注意報を出して、熱中症に注意するよう呼びかけていますが、それでも暑さに弱い現代人は、連日救急出動の救急車に乗って病院に運ばれ、死者や意識不明者まで出ているようです。
先月親父が亡くなったので、熱中症の気遣いはしなくてもすむようになりましたが、気がつけば私も70歳の高齢者なので、他人事ではなく時折暑い畑で仕事をするので、妻からは「暑いから止めて」とか、「水分を十分に取るように」とか言われていますが、現代人はいつ頃からこんなに暑さに弱くなったのでしょう?。考えられる原因は冷暖房に頼る日々の暮らし方のようです。
私はもうリタイアをしているので、冷房の効いた部屋で仕事をすることはありませんが、たまに講演や会議などで冷房の効いた部屋で過ごすと、寒過ぎて風邪を引いてしまうのです。ゆえに上着を携帯していますが、「何でこんなに冷やさなければならないのか?」と時々首を傾げたくなります。私は冷房嫌いの貧乏性なので、家で冷房は殆ど使いません。息子たちの部屋は時々使っているようです。
冷房は余り身体には良くないようです。冷房に馴れた暮らしをしていると、外の熱射を想像以上にきつく感じるのは当たり前で、時には熱中症で命を落すことだってあるのですから要注意です。「夏は暑いもの」と原点に立ち返って考え、暑さに強い丈夫な体づくりに日ごろから取り組めば、冷房病にもならなくてすむのです。私のような人間を「やせ我慢」とか「屁理屈言い」というのでしょうが、人はどうであれ「健康は自分が自分に贈る最高のプレゼントである」ことを肝に銘じ、残り少なくなった2015年の暑い夏を、せいぜい大汗をかいて楽しみたいと思っています。
「冷房も 使わず過ごす やせ我慢 大汗かくが これが自然だ」
「現代人 冷房馴れて 暑さには 滅法弱く 熱中症なる」
「冷房が 日本人を 弱くする 戦争よりも 病気が怖い」
「健康は 自分に贈る プレゼント サプリメントも 助けてくれず」