〇わが家の玄関はまるで虫ワールド
小学校二年生の希心と保育所年長の奏心の、腕白盛りの男の孫二人がいるわが家では、春頃から玄関先はまるで虫ワールドのようです。チョウチョのさなぎが終ればオタマジャクシとイモリが登場し、続いて最近はセミやカブト虫、クワガタ等を入れた虫篭がやたら所狭しと並び、時折やって来る孫の友だちを交えて、朝から晩まで何かと賑やかです。
最近はそれに輪をかけて同居している長男息子が、中山町出身の松山に住む友人と二人で、クワガタランドなる大人の遊びとしては世にも珍しい、地域づくり活動を始めたものですから、孫がもう一人増えたような錯覚にとらわれています。昨日の夜は伊予市で100円ショップの小さなイベントがあったようですが、息子たちは100円でクワガタ・カブト虫釣りなるものを考えて出店し、子どもたちの関心を集めたようでした。
孫たちもお母さんに連れられて出かけたようで、小クワガタの雄雌2匹をゲットしたと意気揚々と帰って来て、私に自慢話を聞かせてくれました。息子もイベント大好きな私に似ていて、伊予市の商店街を中心にした地域づくりに関わって、ささやかながら楽しくやっているようです。孫もまたおじいちゃんである私と、お父さんである息子の姿を一緒に参加してみながら育っているので、多分同じような道を辿ることでしょう。
うろ覚えながら子どものころ、バカボンという漫画で主人公が、「これでいいのだバカボンボン」と歌っていたようですが、親子孫3代、本当に氏名の若松ではなくおそまつ君の手合いです。でもこんな素朴な幸せの中で生きれることも幸せなのかも知れないと時々思うのです。わが家の玄関では早くも来年に向けて、カブト虫やクワガタの卵を孵す作業が始まっているようです。
「遺伝かも? 親が親なら 子も子だと 納得しつつ 玄関先見る」
「その昔 漫画で読んだ ことがある これでいいのだ 首をかしげる?」
「息子夢 クワガタランド 作ること 仲間と共に せっせせっせと」
「夏夜店 クワガタ釣りで 子ら夢中 自分で釣った クワガタ自慢」