〇葬儀後の住所録整理
親父の葬儀が終って2週間になります。今でも毎日のように、葬儀が終って知ったという人がわざわざ自宅まで弔問にやって来るので、私が主になって対応に追われていましたが、二週間が過ぎやった終った感じです。この2~3日前から、いただいた香典や生花、盛籠、弔電などの相手を一つ一つ調べて、パソコンで住所録を作る作業をし始めました。
最近はパソコンに住所録のソフトがあるため何かと便利で、名前を打ち込み郵便番号を打ち込めば、郵便番号検索が働いて、住所が居ながらにして出てくるのですから意外と楽です。また葬儀の受付で弔電には受け付け名簿を書いてもらっているので、大助かりです。しかし田舎の人は知っているつもりで、その名簿に名前だけ書いて住所も郵便番号も、ましてや電話番号などは書かずじまいの人が多く、いちいち電話番号簿で調べて打ち込まなければならず、かなりハードな作業となっています。
私は現職を退職し、兄弟もそれぞれリタイアしているので、葬儀に来てもらう人はそんなに多くはないだろうと、予測をしていましたが、その予測は的外れとなり返礼ハガキやお返しの品が足らなくなり、葬儀当日は急遽追加する大失態もあり肝を冷やしました。香典に書かれた名前を見ながら、あの人もこの人もと顔と名前が浮かび、ご厚誼に感謝しながら作業を進めています。何せその数が半端ではないのでやり終わるのには4~5日かかることでしょうが、正直かなり疲れる作業のようです。
15年前母が亡くなった時、この作業はパソコンでなくワープロでした。今はランダムに名前を打ち込んでも、パソコンの力で名前があいおうえお順に並べ替えてくれるのでこれからの検索に大助かりです。住所録は49日の法要までに作業を終えればいいので少しのんびりゆっくりやろうと思っていますが、せっかちな妻は私の苦労を知ってか知らずでか、毎日のように「どこまでできた?」「もうできた?」と聞いてきます。梅雨明け間近の馴れない猛暑に大汗をかきながら、少し憂鬱な毎日を過ごしています。
「退職後 10年経って 交遊も 少ないだろう 大きな誤算」
「香典を 一つひとつと めくりつつ 名前と顔を 思い出しつつ」
「住所録 田舎の人は 名前だけ 電話帳にて 調べ直して」
「猛暑にて 少し憂鬱 住所録 作る作業が 当分続く」