人間牧場

〇金縛りの大声

 昨日の夜11時30分ごろ、私は寝ていた布団の中で、家の中に響くほどの大声を発したようです。遅い帰宅で食事を終え二階で寝ようとしていた息子もその大声に驚き、二階から降りて来ました。勿論一緒に寝ていた妻も飛び起きて、「どうしたの?、大丈夫?」と心配顔でした。夢の記憶を辿りましたがあいまいで、殆ど思い出ませんでした。でも声を出そうと必死にもがくのに、声が出ない場面だけははっきりと覚えていました。

 これを金縛りというのでしょうか。妻も息子も親父が死んでまだ10日ほどしか経っていないので、「夫や親父にもしものことがあったら!!」と気が動転して心配してくれたのはもっともなことです。最近人に出会う度に親父へのお悔みの言葉をいただきますが、その折私や妻の心労に対しても気遣いの言葉をかけてもらいます。私に限ってはタフで疲れ等ないと思って鷹を食っていましたが、やはり親父の死亡前後や葬式の騒動が目に見えぬ形で身体に染み付いているようです。

 さりとて49日の法要が済むまでは気を抜くこともできないので、少し体調に気をつけて過ごさねばと、妻と二人で話しました。このモヤモヤした気分に輪をかけているのが、梅雨末期のジメジメした天気です。近頃は毎日のように、昨日も一日中朝から晩まで雨が降って気分がすぐれません。日ごろは寝つきのいい私ですが、最近は寝つきが悪く寝汗をかいたり、時には昨日のような嫌な夢を見ることだってあるようです。昨日の夜の金縛りを教訓に少しリラックスしようと思っていますが・・・・。

  「金縛り 家中聞こえる 大声を 出して家族が みんな驚く」

  「親父の死 身体に相当 堪えてる これじゃいかんと 思いながらも」

  「明けぬ梅雨 モヤモヤさらに 輪をかけて 気持ちが滅入る 今日も雨降る」

  「人に会う 葬式参列 お礼言う 堪えんようにと ねぎらい言葉」

 

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