〇外反母趾
私の左足は人に言えないほどの外反母趾です。亡くなった祖母も外反母趾に苦しんでいたので、これは遺伝かも知れないと思いつつ、手術をする勇気もストレッチで直す努力もせずこの歳を迎え、「焼かないと治らない」、つまり死ぬまで治らないと諦めています。退職してこの10年、人間牧場などを造っているため、私にとってはかなりハードな農作業を、特に夏場はしていますが、地下足袋を履いて作業をする時踏ん張りが効かず、足元がおぼつかなくて転んだりするのは、やはり外反母趾のせいだと、ネットで調べて分りました。
私の外反母趾は足の親指の下に人差し指が潜り込むようになっているので、親指の外側が靴に当たるので、靴を買う時は妻と一緒に出かけて、靴のつま先が少し広いものを探すようにしていますが、今のところ靴擦れは起きていません。しかし知れば知るほど外反母趾は怖い病気であることを認識しています。高齢のせいと思っていた少し前かがみで歩く姿勢は勿論のこと、時々悩ませていた腰痛も外反母趾に起因しているかも知れないし、これから先足腰に異常を感じるようになるのも覚悟しなければならないようです。
私は元気男を自認して生きていますが、考えてみれば高校生の時柔道をやっていて両方を脱臼し、ソフトボールが投げられなかったりして外反母趾とともに軽い肢体不自由人なのです。これからはそのことを意識して余り無理をせず穏やかに暮らしたいと思っていますが、目下のところ続けている1日1万歩は、妻から「歩き過ぎ」だと注意をされても続けようと思っています。今朝は久しぶりに雨も上がり、少し薄い霧が出ていますが、朝日も山の端から顔を出し、爽やかな朝を迎えています。
「祖母遺伝 外反母趾の 足を見て そんな気付きを 今頃になり」
「調べると いちいち納得 するばかり 手術は嫌だし 直す気もなし」
「足と肩 肢体不自由 思いつつ 上手にこれから 生きるためには」
「人のこと 思っていたが いよいよと わが身足腰 おぼつかなくて」