人間牧場

〇早くも立冬

ノジギクの花
ノジギクの花

 暦の上で今日11月7日は二十四節気の一つ立冬で、2月4日の立春までが冬の季節です。地球温暖化の影響で四季の国日本も、季節の変わり目が曖昧で、二季の国になったような感じがしますが、それでも季節は巡り自然に目を転じれば、四季の野の花が咲いて四季の移ろいを感じさせてくれるのです。

 秋も深まるこの時期は朝起きて畑に出てみると、まるで雨上がりのように露がいっぱい降りて、畑の野菜類はさも恵みを受けたように喜んで見えます。今朝もその畑から瑞々しい大根の葉っぱを、5~6枚ちぎり取り、水洗いしてジュサーにバナナやリンゴとともに入れ、妻は緑色鮮やかなスムージーを作ってくれました。

ツワブキの花
ツワブキの花

 野菜の不足がちな昨今ですが、わが家ではこの時期葉物野菜が豊富で、無農薬の安心安全野菜をこうしていただいているお陰で、すこぶる健康な日々を暮らしています。今朝広島県竹原市に住む親友竹本英子さんから、今年も自然薯が送られてきました。多分昨年もこの時期送られてきた自然薯を美味しく食べました。

 今朝散歩をしていて道端で綺麗なツワブキとノジギクの花を見つけ、思わず立ち止まって見とれてしまいました。誰に見せるでもなくひっそりと咲く野の花は、私に季節の移り変わりを的確に伝えてくれます。野の花に心が動くようになったのはこの10年足らずです。それまではあくせくと暮らす日々でした。

 散歩から帰ってブログを書き始めていると、旧中島の怒和島に住む田中正利さんから電話が入りました。田中さんとは3日前、愛媛大学で開かれた松山市まちづくり協議会交流会で久しぶりに出会いましたが、年齢もほぼ同年代だけに意気投合し、今後の交流へと発展しそうな雲行きです。

 たった今朝だけでも人や自然とこうまで向かい合って生きれるものなのかと、あらためて生きていることを実感させられました。ただこうした日々の出来事は水の如く空気の如くとどめなく、何げなく流れて行くものですから、記憶にも記録にも残りません。せめてブログ記事の隅にこうして移ろいだけでも・・・・。

  「立冬と 聞いて季節の 移ろいの 速さ感じる 暦の上で」

  「野の花は 誰に言われる 訳でなく 季節を知りて 人知れず咲く」

  「今年も 広島親友 自然薯を 宅配便で 届けてくれた」

  「隣席 座った縁で 付き合いが 復活しそう 嬉しい予感」

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