人間牧場

〇本の移動

 息子たちと同居するため、元応接室だった部屋を書斎として使うようになって早3年余りが経ちました。最初10畳の広さは広過ぎると思っていましたが、使われていない娘のピアノがデンと置かれていたり、壁半分全て備え付けの書棚がありますが息子と共用のため、いつの間にか私の書棚ケースも行き場を失って移転、加えて来客用の座椅子や机も入りまあ手狭な感じで、最近は来客の殆どはゲストハウスである私設公民館煙会所へ案内しなければならない始末です。

 買ったり貰ったりした本類も相当溜まって縦積みされているので、本の移動を思い立ちました。移動といっても本の行き先は人間牧場です。読み終えた本、読んでいる途中の本をキャリー3箱に入れて軽四トラックの荷台に積み、人間牧場へ出かけました。人間牧場を開設した10年前、殆どの本は水平線の家の壁面一面に設えた書棚に移動させましたが、あの広くて大きな書棚さえいつの間にか本で満杯で、もうこれ以上は無理なようで、70歳を迎えたのを機に要らない本は処分しようと思っていますが、中々捨てきれないというのが本音のようです。

 息子が「紙ごみ」と悪評するブログ記事のプリント綴りも今は休止していますが、はてさてどうしたものか思案で途方に暮れています。それでも殺風景だった人間牧場の中心施設である水平線の家の壁面書棚に、本類が並んでいるだけで、知的空間のようになるのですから、本の威力は凄いものです。とりあえず昨日は持って行った本を隙間に詰め込んでお茶を濁しましたが、これからは暇をみつけて整理整頓しようと心に誓いました。自費出版した本も「町に吹く風」「昇る夕日でまちづくり」「今やれる青春」「ミレニアム2000年その日私は」「夕日徒然草・地の書」「同・水の書」「同・火の書」「同・風の書」「同・空の書」「同・心の書」と10冊目となり、多少倉庫に眠っています。そろそろ上り潮が下り潮に変わる潮目時かなと、感じた朝でした。

  「本類に 囲まれ暮らす 幸せも そろそろ整理 整頓時期か」

  「デジタルの 時代といえど やはり本 知的感情 くすぐりながら」

水平線の家の本棚
水平線の家の本棚
[ この記事をシェアする ]