人間牧場

〇ジャガイモの種芋購入

 昨日は朝から晩まで一日中粉雪が舞い、この冬一番の寒さとなりました。背後に聳える牛の峰から明神山にいたる山の中腹より上は真っ白に雪化粧して、咲き終わろうとしているスイセンや咲き始めた菜の花も、どことなし寒さに震えているようでした。こんな日は部屋の中でコタツの番をするのが一番楽なのですが、サンデー毎日とはいいながら薮用があって、昨日も朝から晩まで家を留守にしました。出かける前折角乾いたヒジキをサナから外し、妻の用意してくれたビニール袋に入れて小屋に収納してから出かけました。

 所用を終わって松山から帰宅する途中ホームセンターへ立ち寄り、ジャガイモの種芋を買い求めました。祖母が存命中に聞いていた「ジャガイモは椿さんが終ってから植える」という言葉を思い出したのです。伊予路に春を呼ぶという椿さんの縁日は昨日始まり、今日と明日の三日間行なわれていますが、この寒さが一段落すると、祖母の言葉通りジャガイモの植え付けをしようと思っています。一週間後の来週土曜日には人間牧場の農場でも、ジャガイモの作付けのためのプログラムが計画されていているため、来週はまた忙しくなりそうです。

 昨日買い求めた種芋は男爵3kg、北あかり5kg、出島2kgでした。この品種構成は昨年の収穫成果と食卓人気、つまり食べて美味しかったからです。わが家の倉庫には芽の出始めた昨年収穫したジャガイモがまだ残っていますが、これから2ヶ月でそれらを食べ尽くす予定です。ジャガイモとタマネギは保存して万能野菜として大いに活用しているし、親類や知人にお裾分けして喜ばれているのです。妻は残っているジャガイモで今年最後のコロッケを作ろうかと話していました。わが家にも本格的な春の訪れが近づいてきました。

  「椿さん 終れば植えよ ジャガイモを 祖母の言葉が 脳裏をかすめ」

  「春間近か 雪降るさなか ジャガイモの 種芋求め 準備おさおさ」

  「昨年の 成果を元に 今年も 豊作期待 力こぶ入れ」

  「倉庫では 残りジャガイモ 芽を出して 春が来たよと 知らせるように」

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