人間牧場

〇普通の人?、それとも変わった人?

 私の周りに集まる人の中には変わり者が多いようです。かく言う私も普通の人から見れば少しだけ変わっているから、変わった人たちが集まるのかも知れません。「変わった人」と思われる人は得てしてしっかりした自分流の信念を持ち、「オンリーワン」を貫いているのです。まあ私流に言わせると私たちが変わっているのではなく普通で、私たちを変わった人と思う人たちが変わっていると思えば納得がいくのです。

稲葉眞光さんの名刺
稲葉眞光さんの名刺

 一昨日の夕方親友稲葉眞光さんがわが家へ夕方、自分で作った里芋を持ってやって来ました。稲葉さんの本業は自動車の板金修理屋さんです。わが家も車を傷めるとその都度稲葉さんに連絡して修理をしてもらいますが、3年前講演先鳥取県大山手前の蒜山で大雪に見舞われ、ガードレールにぶつけた自損事故の時は、稲葉さんの友人である東広島の稲井さんまで巻き込んで、大掛かりな輸送作戦を展開してくれました。稲葉さんは自分の名刺に双海町の夕日をあしらっていますが、その名刺に「瀬戸内の食文化を世界遺産にアグリJAPON」とキャッチフレーズを書いているのです。稲葉さんのこの名刺を見る限り稲葉さんは変わった人のようです。

 稲葉さんの夢は自分の作った作物を売り、近い将来は農業で飯が食えるようにすることだそうで、色々なことに取り組んでいます。双海町の農家から農地を借り受けたり、農地を手に入れたりして夢の実現に着々といったところですが、月に1回の軽トラ市にもアイディアを出して色々と実験を繰り返しているようです。私がいつも言っている「遊びの農業は楽しいが、飯を食う農業は厳しい」を実感しながら、人から見れば他愛ない夢を追いかけているのです。ビワの種で杏仁豆腐を作って、鳥取県からやって来た藤原さん一行に振る舞って試食させたり、まあ楽しい人です。

 昨年は天草取りも挑戦しました。近々農場にコンニャクイモを植えたり、タラの芽を増やしたいと言ったり、夢の扉を叩くことは止まるところを知りません。昨日は夕日丼ぶりの器を作る話で大いに盛り上がりました。稲葉さんは秘策を思いついているようで、その成果が楽しみです。人は様々な夢を持って生きています。夢なき民は滅びるとといいますが、夢を持って生きていると明日が来るのがとても楽しみです。私も稲葉さんに負けず劣らずこの歳になっても、見果てぬ夢を追いかけています。さあ次はどんな夢に挑戦しましょうか。

  「やって来る 私の親友 変わり者 私言わせりゃ 我々普通」

  「夢語り 夢を追いかけ あれやこれ 失敗超えて 次も失敗」

  「夢を持つ だから人生 楽しいと お茶を飲みつつ 相槌を打つ」

  「遊びゆえ 楽しい農業 飯のネタ これは厳しい ゆえに追い込む」

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