〇わが孫誉めるは一の馬鹿(その2)
冬の寒さに負けないような体を作ってやろうと、育爺の年寄りの冷や水で3ヶ月前の11月初めから、孫2人と私の3人で早朝ジョギングを始めました。退職して間もなくは早朝ジョギングをしていた私も、いつの間にかジョギングがウォーキングに替わって久しいため、最初は孫と一緒に走れるだろうか少し不安でした。孫2人も賛同し息子夫婦も同調してくれたので、とりあえず1日と始めたものの、69歳の私は4歳と6歳の孫について行くことができず、2~3日は「おじいちゃん早く早く」とせかされていました。また孫2人も時々つまずいて転げ半泣き大泣きを繰り返し、時には膝小僧に血が滲みましたが、カットバンを貼ってなだめたりすかしたりしながら、何とか続けています。
孫は私に似て朝起きは比較的いい方で、朝起きて着替えをする時にはジョギングモードで、まだ外が薄暗い6時40分にわが書斎へやって来て、「おじいちゃんお早う、ジョギングに行こう」と誘われます。私も玄関先の下駄箱の上に置いている、毛糸の帽子と手袋を身につけて、元気良く出発するのです。コースは自宅~憩いの家~川向こう~一本橋~たけます医院~双海中学~自宅のそんなに長くはない道程ですが、心臓破りの坂とか、新幹線の坂などと勝手に名前をつけた場所を私のペース配分に合わせて走っています。
3ヶ月が経つと孫たちは車が来る交差点では言われなくても一旦停止し、「右・左・右」と左右を確認して渡れるようになりました。
兄の6歳になる希心は後2ヶ月で卒園し、小学校へ入学しますが、体が大きいため体力も抜群で、私が全力疾走しても絶対叶わないほどの馬力なので、毎日トップで帰ってきます。
昨日の朝はジョギングを始めて100日となったため、息子が中学時代の駅伝やマラソン大会で区間賞を取ったり入賞した時に貰っている金メダルのお下がりを貰ったようで、首にぶら提げてご満悦のようでした。
冬場のジョギングなので適当に汗をかきますが、昨日は大寒の時期としては珍しいほど、気温が高かったため、毛糸の帽子も手袋もはめずに走りましたが、ジョギングを始めてからこれまで、雨で走れなかった日は1度か2度程度で、まあ孫たちは100日も良く頑張ってくれました。勿論私も良く頑張りました。お陰ですこぶる元気に風邪も引かず頑張っています。おっと、早くも孫たちがジョギングの準備ができたようです。
そうそう、私たちのジョギングに触発されたのか、保育園ではマラソンを始めたようです。先日下の道を園児が元気に走っているのを見ました。欲目でしょうが孫2人はジョギングの成果でしょうか、ダントツの速さで走っていたようなので、畑から大きな声で声援を送ってやりました。
「3人で ジョギング始め 100日が 早くも経って それぞれ元気」
「ひょっとして 孫のお荷物 かも知れぬ 育爺ぶって 格好はいいが」
「百日の 達成記念 孫たちは 父親譲り メダルを貰う」
「ジョギングの お陰か風邪を 引くことも なしに何とか 今日も元気だ」