人間牧場

〇昨夜は一人寝伸び伸びと?

 昨日は妻が親しい友人3人と道後温泉へ一泊旅行に出かけました。一泊旅行といってもそれぞれが、仕事や家事を片付けて午後5時ころに出発し、明くる日の今日昼過ぎに帰って来るという、短かくて慌しいものなのです。妻は仕事から少し早く帰ると、手際よく親父と私の夕食を作り、普段着に少し毛が生えたような服を着て、薄化粧のまま私の自家用車に友人を乗せて出かけて行きました。鬼(妻)のいないうちに洗濯ならぬ何かをしようと思いがちですが、流石にこの歳になると妻が僅かの間いなくなるだけで、煩わしいことだらけです。

 夕食は妻が作ってくれたものを、ご飯だけはジャーからただよそうだけで、若嫁がお茶を入れてくれて食べました。食べたものを片付けるといつもは妻と孫二人の四人で入る風呂に、三人で入りました。孫もどこか勝手が違うようで、孫から「おじいちゃん、おばあちゃんがいなくて淋しいやろう!!」なんて殊勝なことを言ってくれました。風呂を上がるとすることもないので書斎に入り、11時過ぎまでパソコンを打ちました。その後テレビを12時まで見て私としてはいつもと同じように早々と床に就きました。普通横に寝ているはずの妻がいないので、布団は広々していたものの、いやはや習慣とは恐ろしいもので、どこか落ち着きませんでした。

 今朝は天気予報では雨だと聞いていましたが、そのためかストーブに備え付けられている温度計は室内で12度でとても暖かい朝です。昨晩孫たちと約束したのは雨が降っていなければ、普段より1時間遅れの7時30分にジョギングに出かけ、朝ごはんは若嫁が用意をしてくれるようで、孫と一緒の食事になりそうです。今日は大鍋に蒸してある最後のヒジキを午前中片付け、昼からは漁協女性部のシーサイド公園での節分祭の餅つきボランティアに参加する予定です。一人は自由だが妻のいない自由は何かと不自由です。妻の一時間でも早いご帰還を首を長くして待っている朝を迎えています。

  「普段だと 布団の中に 妻がいる 湯たんぽ代わり 昨夜いなくて」

  「自由だと 思ってみたが 不自由で 何かにつけて 島倉千代子」

  「おじいちゃん おばあちゃん留守 寂しかろう いきなり孫に 同情されて」

  「気がつけば 自立してない 自分いる どうしたものか 右往左往す」

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