人間牧場

〇妻と二人で列車小旅行

 昨日は少し朝早く身支度を整え、妻と二人で西条市に住んでいる三男末っ子の所まで、車を取りに出かけることにしました。ところが伊予市駅まで送ってもらうはずの長男が、予定の時間が近づいているのに、近くの上灘川へ、ウナギの仕掛けを引き上げに行ったまま帰って来ないのです。イライラを募らせながら仕方なく特老夕なぎ荘前の河原まで声かけに行きました。息子は職場の仲間と前夜仕掛けた釣り糸を既に引き上げたところで、釣果はウナギ一匹だったようです。急ぐ私と、「まだ十分間に合う」とのんびりな息子の間に挟まって、妻は心配気味でしたが、まあ何とか10分前に伊予市駅に到着し、窓口で女性の駅員さんと言葉を交わしながら、特急しおかぜの片道切符を二人分買いました。

P1030199 特急しおかぜの始発は普通松山駅ですが、8時前のこの便だけは宇和島始発になっていて、乗り換えることもなく西条まで直通で行けるのです。私は出張の度に車で行けない遠出の時は列車に乗りますが、妻はもうかれかれ5年以上も列車に乗っていないようで、前夜からまるで子どもが遠足にでも行くように、楽しみにしていたようです。ましてや夫婦で列車に乗るのは、姪の結婚式で京都に出かけた折以来ですから、同じ座席に並んで座る気恥ずかしさも、少しありました。
 列車はアンパンマン列車らしく、車体にはアンパンマンの絵が車内にまで書かれていて、アンパンマンの声が車内放送で流れたりしていました。「孫を乗せてやったら喜ぶかもしれない」と、妻はいつもながらの口癖で話していました。

三男息子が乗っていたインプレッサ
三男息子が乗っていたインプレッサ

 列車は9時15分ころ西条に着きました。電話で到着時間を知らせていたので、三男が駅前迎えに来てくれていました。今回の西条行きの目的は、三男が車検を機に車を買い替えるため、まだ5万キロしか乗っていないので、今乗っている富士重工業スバルのインプレッサという車を、長男に譲ることになり、その車を取りに出かけたのです。警察官をしている三男はこの春の人事異動で、伊予署から西条署へ転勤になりました。その折移転を手伝った経緯もあって、三男が住んでいるマンションへは今回が二度目です。一人住まいのマンションの部屋は、思ったより綺麗に片付いていました。三男はこの日夜勤の予定なので、早々に引き上げましたが、新車プリウスが届くまでのこれから1週間は、自転車通勤をするのだそうです。持ち帰ったインプレッサは早速車検に出して名義変更し、少し貧乏な長男が乗る予定のようです。
 列車を片道だけ使った夫婦だけの小旅行?は、妻にとってはとても楽しかったようで、「お父さん、また行こう」とせがまれました。

  「列車乗り 妻と二人で 小旅行 妻と久々 並んで座る」

  「三ヶ月 ぶりに息子の マンションを 訪ね綺麗な 部屋見て安心」

  「長男の プライドなのか お下がりの 車何だか 気乗りがしない」

  「勿体ない 瀬に腹変えず 実で行く 田舎暮らしを 乗りきるために」 

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