〇スモモを狙うカラスとの戦い
昨日は一日中雨、しかも台風崩れの温帯低気圧の影響で、西日本ではかなり激しい雨が降りました。今朝はその雨も上がって、久しぶりに朝日が昇ろうとしていますが、山を背にした急峻な地形に住んでいると、台風や大雨の度に土砂崩れ等を心配して暮らさなければなりません。最近は天気予報も精度が良くなり、前触れもなく降る雨は仕方がありませんが、大雨が予想されると側溝の点検や掃除を余念なくやっているため、今回のようにかなりの雨が降っても被害もなく、まずはホッとしていますが、これからは梅雨の末期だし地盤が緩んでいるので、気を抜かないように乗り切りたいと思っています。
それでも気になって、昨日は雨が降る中昼前、人間牧場へ様子を見に行きました。下浜トンネルを通る細い道を登って行くと、池久保川の水量が増し、ゴーゴーと音を立てて流れていましたが、やがて到着した人間牧場界隈は雨と霧で、海も空もまったく視界がきかず、ウッドデッキも雨に濡れていました。
ロケーション風呂の横に植えているスモモの木に、カラスが2~3羽止まって何やら啄ばんでいるようでしたが、私の存在に気付いたのかカラスは雨の中を一目散に飛び立って、どこかへ逃げて行ってしまいました。よく見ると先日まで青かったスモモの実が赤く熟れ始めているようで、カラスは私たち人間様がいないことをいいことに、どうやらスモモを食べていたようです。
雨が小降りになったのを見計らって、スモモの木の所まで降りて行き、手の届きうる枝で熟れているスモモをとりあえず50個ほど、採果袋を使って収穫しました。スモモの木は雨に濡れていたので、私の洋服も少し濡れましたが、思わぬ収穫で食べるのが楽しみながら、カラスが目をつけたようでは、人間牧場は日ごろ無人のため、全滅の被害に遭うのです。早速帰りに農協の事務所に立ち寄り、脅し用の赤や金銀色のビニールテープを4巻き購入して帰りましたが、昨日は雨、今日は出張のためビニールテープを張る暇がなく、悶々とした気持ちになっています。
妻も孫も若嫁もスモモが大好きなようで、昨日は大変喜こんで食べてくれましたが、イノシシは地上戦ながらカラスは空中戦なので、私の勝ち目は薄く白旗を上げるのも時間の問題のようです。
「一年を かけて実った スモモさえ カラス先取り 白旗雲行き」
「美味しいと 孫妻嫁が 食べてるが カラスのおこぼれ 人間哀れ」
「ビワの実が まだ残ってる そのうちに スモモの味を カラスが覚え」
「空中戦 人間様は 苦手ゆえ カラスの勝利 今年も 当選確実」