〇情報源はネット配信
昨日年輪塾ネットで双海地域事務所の松本さんが、日経新聞の記事を配信してくれました。最近は愛媛新聞しか読む機会がないので、朝日や毎日といった中央新聞の双海町に関するまちづくりの記事は、もっぱら松本さんに依存している状態です。松本さんはえひめ地域政策研究センターに3年間出向していたので、その間に新聞や雑誌のスクラップ能力が身につき、こうしてPDF処理をして配信してくれるのです。
私たちがまちづくりをしていたほんのつい最近までは、情報流通は印刷物が主流を占めていました。今も新聞や雑誌といった印刷物はありますが、それをデジタル処理して配信したり保存する腕がなかったのです。私の部屋や倉庫にはこれまでスクラップした、おびただしい量の印刷物やVTRテープ類が無造作に段ボール箱に詰められて残っていますが、このままだと息子が私にいつも言うように紙ごみ・デジタルごみになりかねないのです。
何年か前一緒にまちづくりをやった親友青木さんが亡くなった折、彼が長年撮り続けて残したスライドの活用について議論がありました。周防大島出身の民俗学者宮本常一は比、類を見ない全国を歩いて撮り続けた写真を残していますが、彼のような有名な人は別として、私たち庶民のささやかなスクラップや写真の数々は、やがてごみとして捨てられる運命にあるようです。
退職したら元気な間にスクラップ類や写真類をデジタル化したいと思いつつ、既に退職して8年が経過しているのにまったく手をつけていないばかりか、この8年間で膨大なスクラップや写真が増えてしまったので、これはもう不可能だと内心諦めているのです。
それでも最近は遅まきながら、また未熟ながらパソコンを操作して、それらのデジタル化に挑戦し、ブログに書いたり掲載したりしているのですが、これも焼け石に水・無駄な抵抗といった感じがするのです。昨日の新聞に増え続ける認知症若しくは認知症予備軍の記事が載っていて、国民の4人に1人が認知症のようです。近くに私と同じような年齢でも認知症の進んだ人を時々見かけるようになりました。忘れることは悲しいことばかりだけではなく、考えようによっては忘れることによって、本人は穏やかに生きれる部分もありますが、周りの温かい目配りや介護がなければ、穏やかな暮らしを担保できない厳しさもあり、老いと認知は大きな社会問題になりそうな気配です。
「いながらに して届きたる スクラップ 記録に残し 少しコメント」
「今もなお バトンを受けて まちづくり 活気と元気 嬉しく感謝」
「周りには 私と同じ年齢で 認知進んだ 人を見かける」
「ああ俺も 間もなく認知 仲間入り 家族迷惑 生きるは辛い」