〇今月の五行歌
今月もいつもの通り月末の昨日、松山五行歌会代表の見山あつこさんから、5月歌会の結果が送られてきました。早速鋏で丁寧に封を切り、4枚のプリントを取り出しました。歌会の結果は出席歌、欠席歌の順に掲載されていて、出席歌の部の今月の一席はさすが見山あつこさんの次の歌でした。
日毎に
揺れが激しくなる
この
心にも
耐震補強を
欠席歌の一席は銀桂さんの次の歌でした。
切手の貼られた
かわいい葉書
簡潔な文章
やさしい文字
なんだかうれしい
私も欠席歌の部に、いつものことですが督促され、締め切りギリギリに即興で作った、次の駄作歌を送りました。
横文字で
話され私
問い返す
「エコって何?」
「エコはエコだ!」と・・・・
作品歌の後に次の講評が載っていました。
☆【エコ】は【エコロジー】の略。そのくらいわかっているわよ。で、エコロジーって? そんな声まで聞こえてきそうで、思わず「クスリ」と笑えました。当たり前のように横文字を使う日常ですが、改めて「その意味は?」と聞かれたら、案外答えに詰まるものです。ちなみに【エコ】は和製英語で、【地球に優しい、環境にいい】などの意味で捉えられています。安全に暮らせることを切に望みます。
いつもながらの言い得て妙な講評に、作った作品より講評に感心しながら読ませてもらいました。末尾のぬくぬく伝言板に書かれた、手書きの私信もどこかほのぼのでした。
「今月も 駄作に添えて 講評を 書いてもらった 感心して読む」
「一席は さすが上手いと 納得し わが歌比較 反省しきり」
「短いが 私気遣う 直筆の 私信楽しみ ホッと癒され」
「末尾読み 締め切り近い ことを知る はてさて次は 何を書こうか」