人間牧場

〇松前北公民館へ出かけました

 昨日の夕方、松前町北公民館へ講演に招かれ出かけました。私への講演依頼は私のホームページを見て縁も所縁もないのにメールで打診されたり、私の話を聞いた人からの口コミだったりしますが、圧倒的に多いのは仲間の紹介や依頼が多いようです。昨夕の北公民館は3年前までわが町の翠小学校の校長先生をしていた和田由美子先生が退職後、北公民館の館長に就任したため、あれやこれやのご縁でもう3回もお招きを受けているのです。元学校の先生だったり役所の職員だった人の中にはこうして和田先生のように、第2の人生を地域に貢献している人もいますが、まるで過去のことを忘れたように、何もしないばかりか現職の頃に頭を下げ続けた腹いせのように、クレーマーになり下がっている人もいるようです。

 和田先生はまるで宝塚のスターを思わせるような風貌の人ですが、やることなすこと全て男性には負けないパワフルさで、北公民館エリアに住む人たち誰に聞いても、高感度を持たれていて、退職後も何かとご縁を保ち、わが町の子ども体験塾のスタッフにも名前を連ね、昨年人間牧場で開かれた収穫祭には、水本先生を誘って参加、大いに活躍をしてくれたのです。
 昨日は北公民館の平成25年度最初の分館役員・愛護部役員研修会に80人近くの人が集まっていました。演題を「地域づくりの新しい風」としていましたが、役員研修ということもあって、公民館で手に入れたい5つの道具についてまず話しました。これはかつて私が青年団で手に入れた①仲間、②ふるさと、③主張、④感動心、⑤夢という5つの道具です。この5つは今も私の大きな心の財産であり、場と機会という砥石で研き続け使っているのです。

講演が終わってホッと一息の研修会場
講演が終わってホッと一息の研修会場

 公民館に人が集まる理由は、①幸せになりたい、②お金持ちになりたい、③健康で長生きがしたい、④望みを叶えたいという概ね4つで、もし公民館でその願望が叶うのであれば人は集まって来るのです。結局公民館は自分探しや、自分らしく生きたいと願う人たちへのプレゼントコーナーなのです。自分の潜在能力を膨らませ、潜在能力を顕在化する学習こそ公民館の命だともお話をしました。
 夜7時30分から1時間の講演途中、話が佳境に入った頃、突然講演を中断するハプニングに見舞われました。公民館の研修会に参加している人たちの駐車した車が、中学校体育館でスポーツをする人たちの道をふさいでいるので、どけて欲しいとの会場放送のためでした。止めるか中断して待つか、そのまま続けるか迷いましたが、時間の制約もあって、20時30分の閉会時間だけは守らねばという思いから、続行させてもらいましたが、少し後味が残りました。

 ふと何年か前、ある山村の高齢者大学に呼ばれた折、講演途中に会場の中ほどから水戸黄門のテーマソングが流れ始めました。あるおばあちゃんの巾着の中に入れていた、携帯電話の着信音でした。会場の目と耳は私から離れ、携帯音に集中しざわつきました。こんなハプニングは今ま、で経験していなかったので驚きましたが、それを元に戻す術を心得ている百戦錬磨の私は、電磁波の話にすり替え、「ポケットに携帯電話を入れていたら、電磁波が精子や卵子に悪さをして、奇形児ができるといわれていますが、今日お集まりの人には何ら関係のない話です」と爆笑を誘い、いつになく盛り上がった講演会での出来事を思い出しました。
 人は人によりて人となります。和田先生との出会いはこれからも続くことでしょうが、次に会うまでにもっともっと進化しておかねばと思いました。それは講演に先立った私の紹介で和田先生は、「若松さんはいつ寝るのでしょう?」「若松さんの発想はどこから生まれるのでしょう?」「若松さんの脳の中を何色なのでしょう?」という3つの問いかけでした。答えは後ほど・・・・・。

  「講演が 佳境に入った 突然に 中断されて 多少戸惑う」

  「ハプニング よくあることと 心する 乗り越える術 これも実力」

  「朝四時に 起きて寝るのは 十二時と 毎日四時間 これで十分」

  「人に会い 人に教えて もらいつつ 六十八年 何とかここまで」

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