〇大根に変わってサトイモとネギを植えました
冬野菜の名残である首切り大根が、家庭菜園の畑に残っていましたが、春の作付けを始めなければならないので、昨日はそれらを抜き取る作業をしました。首を切っていたお陰で食卓には毎日のように大根料理が並んでいましたが、沢庵を除けば昨日引いて土を被せた物がなくなれば、大根は今年の秋まで市販の物を買って食べねばなりません。「夕日亭大根心」という芸名?を持つ、大根愛好者の私としては何とも寂しい気もしますが、まあ仕方のないことと諦めて無造作に処分しました。また今年も大豊作だった聖護院大根は、忘れて首を切らなかったためトウが立って花が咲いたため、これも惜しいと思いつつ引き抜きました。
ついでに白菜の残菜も引き抜いて一輪車で雑草置き場まで運び、生え始めたハコベ草とともに熊手で片付け、綺麗に片付いた畑を耕運機で耕しました。この2~3日天気が続いているため耕運機の仕事ぶりは、固からず柔らかからずでとても順調でした。
さてこの日耕した畑に植えるものは、昨日ホームセンターに立ち寄った折、サトイモの種芋を売っていたのが目に留まり、2キロ800円で買ったものです。種や苗を買う時私は、キロ単位や一本単位の金額を頭でまず考えます。例えば今回買ったサトイモの種芋は袋の上から目通しして数えると、1キロ袋に16個入っていました。ということは1個25円です。1個にどの程度サトイモが収穫できるかは容易に想像できるのです。これまでの栽培感覚でいくと1個の種芋に500g収穫できると仮定すれば、少なくても8キロは収穫できるのです。1キロ400円の投資が8倍ですから、労賃はタダで肥料は殆ど要らないため、収入3200円で、種芋代を差し引くと2キロですから2800円×2で5600円の収益となるのです。この収益金は直接懐には入りませんが、我が家の出費ガ押えられ、美味しいサトイモが味わえるという特典があるのです。
話が変なところへ反れましたが、この日はネギの苗も植えました。前日三男の転勤に伴う転居の手伝いに出かけた折、立ち寄ったりんりんパークで、一束20円という信じられない値段のネギを見つけました。1束20本以上もあるのに20円とは安すぎると思い、10束200円で買いました。ネギはわが家では薬味として使うため幾らあっても足らないのです。持ち帰ったネギの葉っぱを途中で切って、葉の部分を薬味に使うため刻みました。残った白い部分は根がついているので、それを苗にするのです。耕した畑に畝を作り、畝に草削り鍬で少し深めの溝を掘り、200本以上の切り取ったネギの苗を、挟み込んで土を被せて行くのです。
こんなことでネギが育つのか、私も半信半疑といったところですが、ネギはこれまでにもこうした方法で、植え替えた経験があるので多分大丈夫のような気がするのです。勿論私に指示されて買った妻も狐につままれたような気持ちで、私の作業の様子を見ていました。植えたあとたっぷりとジョロで水をやりましたが、今朝畑を覘いて見るとネギは、水分をたっぷり吸ってしゃんと天を仰いで立っていました。
私はまるで藁しべ長者のようです。昨日は高菜の葉っぱを切り取って、シーサイドで働くおばちゃんたちに持って行ってあげました。するとお返しに鯛めしとザク、サヨリの天ぷら、タラの芽をいただき、昨晩は下灘の漁師さんからいただいたテッポウサメの刺身を加え、ことのほか美味しい田舎料理を鱈腹でした。幸せでした。
「大根の 跡地に植えた サトイモと ネギに合わせて 千円投資」
「ネギ半分 食べて残りを 苗にする 私は強欲 爺(じじい)なのかも」
「経済を 考え菜園 管理する 次々アイディア 次が楽しみ」
「さあ今日は 幕板使い ゴボウ蒔く 準備をしよう 晴耕雨読」