〇大根引きで腰を痛める
昨日の朝は玄関先のメダカの水槽に薄く氷が張るほど寒い朝でした。いつもの通り書斎にストーブを入れてブログを書いていると、くじらという海産物のお店を営む妹みゆきが早朝、梅シロップで炊いたという秋刀魚の煮つけを持って来てくれました。これはクエン酸の作用で骨まで食べれるという絶品で、梅シロップを分け与えているので、こうして時々お裾分けしてくれるのです。
帰り際妹が、「進兄ちゃん、よければ大根を30本ほど漬物用にくれない!」と言って帰りました。例年のことなので承知し善は急げとばかりに、朝食が終って孫を保育園に連れて行って帰ると、早速畑に出て大根を引き始めました。畑の大根の葉っぱも寒さで凍っていて、ゴム手袋をしていたものの引き抜く手もかじかむほどでした。
とりあえず妹の30本を確保したので、次に自分の家の漬物用を20本引き抜きました。そこへ親父がやって来て、「漁協のおばちゃんにも持っていってあげたらどうか」と言うものですから、更に10本引き抜きました。その大根を水洗いするため外の水場まで運びましたが、ホースの中の水まで凍っていて、水がチョロチョロしか出ないのです。その水で少し洗い始めた頃ホースの水も溶け、やがて勢いのついた水で青首大根の土を落としました。水洗いした大根は目の覚めるような白さでした。
水洗いした大根を6本ずつビニール紐で束ね、東屋の近くのステンレス製の手すりに吊り下げ終わった頃、腰に異常を感じ始めました。多分寒くて腰の筋肉が収縮しているのに、過度な労働がたたったようでした。
部屋に入り手を洗ってストーブをつけ部屋を暖かくして、恐る恐る日ごろしている腰痛体操を始めましたが、余り無理をすると逆効果だと思ってコタツに入り、少し横になりましたが、明くる日からのハードスケジュールを思うと、一辺にやばいと思い始めましたがとき既に遅く後の祭りでした。
「無理をするからよ」と妻になだめられましたが、時折入ってくる間近に迫った講演への対応等、寝ているわけにも行かず、また夜の人間牧場での新年会のことも気になって、気が気ではありませんでした。
新年会を終えて11時前にわが家へ帰り、暖かい風呂に入り妻の勧めで妻専用の備え付けマッサージ器で背筋を少し揉み解して床につきました。その手当てが良かったのか、今朝は随分楽になって快方に向かっているようで一安心です。
大根を60本引いたくらいで、腰を痛める私の体も相当体力が落ちているようです。これも歳のせいだと諦めることなく、腹筋や背筋を鍛えなければなりません。私は腰痛防止のため教えてもらった簡単なエクササイズを毎日朝夕やっていますが、今回の腰痛が軽度で済んだのも、やはりこのエクササイズのお陰だと、気遣う妻に自慢しましたが、妻は「私が勧めたマッサージ器のお陰だ」と譲らず胸を張るのです。
さて今朝は腰の具合を気遣って、一日一万歩を目指している「早朝散歩をどうしようか?」と迷っています。過ぎたるは及ばざるが如し、されど前へ向かって一歩踏み出さなければ何も変わらないので、多少無理をしてでも一歩前へ踏み出そうと散歩に出かけました。今日も寒い一日のようです。
追伸
昨晩人間牧場へ泊まった松本さんから8時過ぎに一報が入り、みんな元気で朝を迎えたようで、何よりでした。
「大根を 60本も 引き抜いて 中腰作業 腰を痛める」
「大根を 水で洗って 天日干し 自家製沢庵 できる楽しみ」
「痛い腰 俺も歳だと 思いつつ コタツ温め 安静しばし」
「無理せずに だけど一歩を 踏み出して 今朝も万歩の 一歩を記す」