〇空白の一日を埋める
昨日は前日に、九州福岡県行橋市へ少し遠出の講演旅行に出かけたため、移動日として取っておいたスケジュール空白日でしたが、相手のご配慮で講演が終わると直ぐに特急ソニックや新幹線のぞみ、山陽本線、防予汽船などを、まるで薄氷を踏むような乗り継ぎで引き返したため、余裕の一日となりました。
早速午前中は公民館の赤石さんや久保さんが自宅に見えられ、息子嫁の入れてくれたカフェオレを飲みながら、間近に迫った子ども体験塾プログラムの打ち合わせを行ないました。今回は1月19日の土曜日に、シーサイド公園のじゃこ天の店でふたみ名物体験をする予定ですが、その折午後から「ふたみのサクラ咲くプロジェクト」と称して、海岸国道沿いに植えている桜並木の維持管理をすることになりました。
私が役場でまちづくりを担当し、私の発想で昭和62年をまちづくり元年と定めて始めたまちづくり事業の一環として、まちづくり青年会議のメンバーが海岸国道沿いに沢山の桜の苗木を植えました。以来20年以上にわたって早春の彩を添えて桜は、見事な花を咲かせていますが、最近この桜にカズラが巻きつき何とも見苦しい姿になっているのです。私も一私人として折に触れカズラを切っていますが、量が多いので間に合わないのです。そこで今回私の発案で、子ども体験塾にボランティア活動の一環として維持管理をお願いすることにしたのです。
早速赤石さんは国道沿いの桜の実態を調査して地図上に落とし、写真を添付して当日の作業手順やボランティアにも協力を依頼してくれているようで、美しい町づくりの助走が始まったことを喜んでいます。私はこの日は三重県から岸川さんを招いて高校生によるまちづくりの講演会や、シンポジウムに出席せねばならず、あいにく欠席しなければならず、少々悔やんでいます。
赤石さんたちが帰った後、今度は3月2日に講演に出かける広島県竹原市からまちづくり推進課の職員が二人して打ち合わせのためにやって来ました。今はカーナビという優れもののお陰で、わが家の近くまで迷わず来られ、県道まで迎えに出て事なきを得ました。
私は広島県竹原市へは忠海公民館などへ何度もお邪魔しているし、その後竹本英子館長さんたちとも深い交流を続けているので、今回のまちづくり活動報告会での基調講演となったのでしょうが、訪れた品部さんと道林さんという若い市役所職員さんと、コミュニティやまちづくりについて、私の書斎で楽しく議論をしました。ついでに私設公民館煙会所や海の資料館海舟館も見学してもらい昼過ぎ帰られました。
昼食の後、今日行なう予定の薪を作るためのクヌギの木の伐採に使う、チェンソーを取りに人間牧場まで出かけ、ついでに遅れている人間牧場の農作業を少し行ないました。偶然やって来た市役所職員さんに人間牧場を案内したりしながら、午後5時近くに山を降りましたが、昨日はとても美しい夕日が落ち、少し肌寒さを感じながら、帰り道シーサイド公園で一人、しばし夕日鑑賞をして忙しくないけど忙しい、空白の一日を埋めました。
「空白の 一日埋める あれやこれ 振り返るなら まあまあ充実」
「予定など ないに等しい 一日を 綺麗な夕日 見ながら終える」
「久方に 自慢の夕日 眺めつつ 日本一だと 胸張り帰る」
「デジカメで 撮った夕日の 写真見せ 妻に自慢し 夕餉を囲む」