○香川県高松市から福井県敦賀へ(その1)
昨日までの2日間、福井県公民館連合会の招きで福井県敦賀市プラザ万象という生涯学習施設で開かれた福井県公民館セミナー(前期)に出かけていて、昨日の深夜長い旅の末やっと帰宅しました。初日の7月12日(木)は、香川県高松市での香川県市町職員研修会の先約があったため、福井県公連からの依頼はお断りをしようと思いました。駄目もとで香川県市町職員研修センターの谷本さんに、第一講義と私の第二講義を変更してもらえないか相談したところ、快く変更していただきました。そのため少々朝の早い5時に自宅を妻の運転する自家用車で、松山駅まで送ってもらいました。松山駅発6時15分の特急しおかぜに乗り高松を目指しましたが、先日の天でがけ崩れが起き、列車が土砂に乗り上げ脱線不通となったわが町付近でも、前夜の降雨量が基準値を超えたため運転見合わせ、また高知県側でも降雨の影響で運転見合わせという列車事情の中、私の乗った特急は何とかすり抜けて、予定通り8時45分に高松へ到着しました。
会場となっている香川県自治会館まではおよそ15分かかるのですが、一週間前も今回も高松市三谷自治センター長の溝渕さんのご好意に甘え、送迎をしてもらったお陰で、雨で渋滞気味の道を走って、自治会館7回会議室前のエレベーターを降りるとジャスト9時、休む間もなく約100人の参加者の前で、「地域活性化のための行政の取り組み」と題して講演を始めました。まったく別の参加者でしたが、1週間前の7月5日に同じ研修会に参加しているので雰囲気もつかめていて、かなり突っ込んだ話を少し早口でやりました。
90分の講演が終わると、控室へ入ることもなくエレベーターでとんぼ返りで降り、溝渕女史の車に乗り込み高松駅へ向かいました。ここでと何故か上着が見当たらず、結局列車の中の服吊りにかけたまま忘れていることに気がついたのです。早速高松駅の改札口横にある忘れ物コーナーに出向いて事情を話すと、直ぐに担当の女性が上着を用意して、受取証にサインをして手元に戻りホッとしました。実はこの上着に高松から次の目的地である福井県敦賀までの列車チケットを入れたままだったので、大汗冷汗ものでした。
高松駅11時10分発の快速マリンライナーで瀬戸大橋を渡り、岡山まで出ました。途中踏み切りでの確認信号のため親や前気直前で列車が止まり、列車は少し遅れて到着し多少気を揉みましたが、何とか新幹線のぞみに乗り込み、大阪でひかりに乗り換え米原まで行きました。大阪から特急サンダーバードに乗ると15時からの講演に間に合わないため、米原から特急しらさぎに乗って琵琶湖東岸長浜辺りを走り、いつもながらの北陸路に通じる長いトンネルを抜けました。
敦賀の駅には県公連の西川さんがで迎えに来ていて、早速プラザ万象に到着し、野中事務局長さんとお田を飲んで打合わせをし、休む間もなく15時から講演に入りました。公民館のセミナーながら会場は80人を越える参加者で熱気が感じられました。このセミナーを開くにあたり、15人のメンバーが研修専門委員会を立ち上げ、企画や運営に携わっているだけあって、とてもいい取り組みだと実感しました。
移動の列車内で休息をとったといいながら、高松と敦賀でのダブルヘッターはさすがに心地よい疲れでしたが、まあ何とか一日目の役目を終え、宿泊と交流会の予定されているニューサンピア敦賀に会場を移し、すっかりリラックスさせてもらいました。
「高松と 敦賀で二回 講演が できる世の中 便利実感」
「列車中 急ぐ余りに 忘れ物 冷や汗かいて 旅を続ける」
「サスペンス 見ているような ダイヤ組む ルート変えれば 時間間に合う」
「福井県 大飯原発 過ぎりつつ 長いトンネル 抜けて降り立つ」