shin-1さんの日記

〇モブシ(コブダイ)の調理に挑戦

 今朝6時に下灘で漁師をしている叔父から電話がかかってきました。先日叔父は胃がんで入院して手術を受け退院して間もないため、漁は当分休むと聞いていましたが、働き者の叔父は退屈なので建て網漁に出かけたようで、その建て網にモブシという大きな魚がかかったので、食べるようなら取りにこないかという連絡でした。

 今日の朝は天気は良いものの放射冷却現象の影響でしょうかとても寒く、手がかじかむほどでした。行って見ると既に船から引き上げられてプラスチックのトロ箱に氷詰めされていましたが、蓋を開けて見ると私もかつては漁師をしていたこともあって、この手の魚は自分で獲ったりお目にかかったことがありますがかなり大物でした。

若松進一ブログ
(長いトロ箱の中に入りきらないようなコブダイ)

若松進一ブログ
(まるで恵比寿大黒様のようなユーモラスな顔をしたコブダイ)

若松進一ブログ
(料理を前にデジカメを取り出して自動シャッターで一枚撮りましたが、手に応えるほどの重さでした)

 往復30分で自宅へ帰り、早速調理をしようと思いきや、背広の仮縫いのために洋服屋さんがやってきたり、友人の稲葉さんがやってきたり、はたまた親父が剪定枝を畑で焼却処分するから手伝うようにとかで、結局調理に取り掛かったのは9時を回っていました。

 あらかじめ妻が用意をしてくれた出刃包丁やまな板、鱗引き、パレットなどを使って裏庭に設えている流し台で格闘を始めました。退職後魚の調理は折に触れ妻の求めに応じてやっているのですが、別名ブダイやコブダイといわれるこの魚は、鱗の大きさも半端ではなく、冷たさで手がかじかむこともあって悪戦苦闘の連続でした。

若松進一ブログ
(出刃包丁でコブダイの調理に挑戦しました)

 それでも使い慣れてる出刃包丁の力を借りて何とか40分ほどでかたがつきました。身も分厚くアラや頭、それにヒハラも半端な量ではなく2つのパレットにいっぱいになりました。身は刺身、アラは煮付け、ヒハラや頭は鍋物にして食べようと思っていますが、今晩の夕食がとても楽しみになってきました。量が多いので姉や友人におすそ分けしてやろうと思っています。

 料理をする前にやって来た稲葉さんに見せたところ是非写真に撮らせて欲しいと言われ、お互いがお互いのデジカメで記念写真を撮り合いました。形あるものは壊れたり消えたりしますが、この大魚も私の手によって形は消えうせ、冷蔵庫へ入ってしまいました。今夕は妻の手で料理され私たち家族の胃袋に納まるものと思われます。その点記念に写した一枚の写真はほんのさっきが、すでに過去となった生き証人として残るのですから凄いものです。

若松進一ブログ
(稲葉さんが撮ってくれた記念写真)

  「コブダイを 叔父から貰い 調理する 海の中には 凄い奴いる」

  「今晩は 刺身に煮付け 鍋物と 頭に描き 包丁使い」

  「漁師名は モブシというが 学名は コブダイ・ブダイ 色々あって」

  「かじかんだ 指を暖め 調理する 俺も立派な 役立ち亭主」

[ この記事をシェアする ]