○翠小学校のエコ改修工事ほぼ終わる
一昨日の地元紙愛媛新聞20面に、エコ改修の終わった翠小学校の全容が特集されました。このところ忙しくて翠小学校へは行っていませんが、愛媛県下の木造校舎では最も古いこの校舎はものの見事に蘇ったようです。何日か前に翠小学校から一通の便りが届きました。今週の日曜日(28日)にお披露目をかねて行う学習発表会の案内状でした。この日は同じ時間に今治へ講演に出かける予定なので、残念ながら出席は叶いませんが、何はともあれこの20年間、翠小学校に思いを寄せてきた一人として嬉しい限りなので、その特集新聞を、歴史の生き証人としてブログで紹介しておきたいと思います。
私のエプソンPM-A920というプリンターでは残念ながらA版しかスキャン出来ないため、重複承知で4つに分割しての紹介となりました。「歴史ある校舎教材に」という大文字見出しに加え、リード文では「同小は1874年に開校、現在の校舎は1932年に完成した現役では県内最古の木造校舎、赤い屋根や開放廊下が特徴で、黒光りする壁板が歴史の重みを漂わせる」「木造の外観を保ったまま耐震補強や断熱化、太陽光発電設備の導入などエコ改修した」「今後一年間、発電量や教室内の温度、証明などを測定し、改修の効果を調査する」などの紹介記事がありました。
この学校が建築されたのは昭和7年です。私の誕生が昭和19年ですから、ちょうど一回り年数を重ねた築後77年の喜寿を迎えた計算になるのです。「こんな古臭い危険木造校舎など早く鉄筋コンクリートの校舎にして欲しい」と、地元の人も一時は見放した学校でしたが、金をかければこうも見違えるようにリフォームできるのか、さらには何の変哲もない木造校舎が人の思いを込めれば人の注目を集めるようになるのか、まさに歴史の重みだと痛感するのです。
今ではふたみシーサイド公園とともにすっかり双海町の自慢施設となりました。20年前にホタルでまちづくりを始めた草創期を思うと隔世の感がするのです。近いうちに一度その全容をこの目で確かめたいと思っています。
「古臭い 危険校舎の 烙印を 押され一時は 風前ともし火」
「学校を 救ったホタル 感謝して 残す手立てを 考えないと」
「二十三、金次郎さん 加えれば 二十四瞳 輝き放つ」
「赤い屋根 すっかり町の シンボルに これから先も 大切守る」